打ち上げ花火を利用して、創作的な作品を撮ろうというのがこの方法。思いもかけない画像が撮れたりして楽しい撮影方法です。
光線を利用して撮るのがポイント
三脚を使って花火の撮影をしてもこの写真のようにブレを起こしてしまうことがあります。普通なら"失敗作"のブレ写真をあえて利用してみましょう |
花火撮影の基本パターンは、『今年はトビっきりきれいに花火を撮る!』で解説しています。ここにも記したように基本は三脚を使ってブレなく撮ること。ブレてしまうと花火の形が崩れてしまうからです。さて、ここまでは従来の撮り方です。一般に撮る場合は、基本に忠実に従っていきましょう。
しかし、この撮影では基本をあえて無視します。
そして、その掟破りの先にあるものは、幻想的な世界です。
花火を撮影していて、三脚がブレると花火の光線もブレて写ります。このままだと失敗作なのですが、ブレも意図的に撮ってみるとまた違った画像が撮れるのではないか、そんなところから思いつき始めた撮り方です。
要は、花火の光線を利用して、カメラを動かすことで光線をランダムに写していくという技法です。三脚にカメラを備えつけながらも、雲台を動かし撮影していきます。
この手法で撮影したものは、名づけて花火アート撮り。楽しみながら撮影してみましょう。
早速、花火アート撮りの作例を次のページからご覧いただきましょう!