花火、日本人にはとても情緒的に感じられる風物詩。最近では花火見物が浴衣を着る数少ない機会になっているところからも、日本の花火は和の情感とピッタリ重なり合うものと言えるでしょう。

もっときれいな花火の写真を撮れたらなと思うこともあることでしょう。今回はデジタル一眼レフカメラを使っての花火撮影の作法を瀬川流でご伝授いたしましょう。

花火の種類や特徴については、、知ってると10倍楽しめる、花火ミニ図鑑で予習してみるのもいいですね。

浴衣の着付けを習うついでにでも覚えてください。それでは、始めましょう!

花火撮影は準備から

セッティング
三脚にカメラをセットしレリーズを取り付けたところ。雲台は写真にあるようなレバー式が花火の動きについていくには扱いやすいです。
一眼レフカメラで花火の撮影に必要なものを揃えましょう。最低限これらがあれば花火の撮影は出来ます。花火を撮りに行く日までには揃えておきたいですね。

  • デジタル一眼レフカメラ

  • 三脚
(自由雲台よりレバー式雲台のほうが使いやすい)
  • レリーズ
(ワイヤー式などの延長したシャッターボタン)

さらにあれば便利なもの。

  • ミニ折りたたみ椅子
(座りながらの撮影には便利)
  • ペンライト
(暗い中でのカメラ操作などに)
  • レンズの前面を覆うことが出来るフタやボード
(うちわでも応用可)
  • 虫除けスプレー
(蚊が出そうな場所なら。撮影では使いません)

花火を撮る場所で三脚を立て、そこにカメラを設置しレリーズをつけたらスタンバイOKです。そして、カメラのセッティングは次のようにします。

マニュアルモードで撮影しますので、まず撮影モードを「M」というマニュアル設定にしてください。そしてシャッタースピードは「B」に設定します。「B」とはバルブと言って、シャッターを押している間開き続ける長時間露光のときなどに使うシャッタースピードの設定です。一眼レフカメラにはこの機能がついてます。

ISO設定は「100」もしくは100で設定できないカメラは「200」など一番低い感度で充分です。

レンズの絞りは「F8」を基準に設定してみましょう。写った花火が白っぽく露出オーバー気味だったら、さらに「F11」に絞るなど状況に応じて対応できればパーフェクトです。絞りなどについては、「露出なんて簡単カンタン!?」なども参考になさってください。

レリーズを取り付け、何度か試しにシャッターを切ってみてください。「B」に設定していますからレリーズのシャッターを押し続けている間、ミラーが上がっている状態であれば完了です。

右上の写真にあるように三脚に設置して、シャッターを切る練習などしておけば完璧。

花火撮影は場所取りが命

花火の撮影は場所取りによって写真の出来具合が左右されます。撮影は基本的にどこで撮るかが重要なのですが、花火は場所によって写り方が違ってくるので特に注意が必要です。

まずは発射場所がどこかを把握しましょう。どこから打ち上がるか、それがわかれば自分のいるところからどのように花火が見えるかが想像できます。ただどのくらいの高さに花火が上がるかは最初はわからないかもしれません。

花火大会の開始前に、試し打ちの号砲が上がります。そのときにだいたいの上がる高さを確認しておくといいでしょう。

そして大事なのがどのような花火の写真を撮るのか、です。その撮りたい写真を撮るためにはどの場所から撮ればいいのか、このように考えると自分なりの適した場所が見えてきます。

その日の風はどこから吹く?

風に流される
風で花火が流されて写った例。風に影響されることを覚えておきましょう。
もうひとつ大事なポイントは風向きです。風がどっちから吹いているか、これによって花火を撮る場所は大きく左右されます。よくある失敗は風下の場所を選んでしまうこと。

風が強い日だと花火から出た煙が風に流されます。風下にいるとその煙に覆われてしまい、せっかくの花火が煙で見えなくなってしまいます。

これは写真撮影だけではなく花火見学するときにも気をつけておきたい点です。 打ち上げ場所から近くの風下にいると花火の燃えカスなども飛んでくることがあるので注意が必要です。

その日の風はどこから吹いているか。そして打ち上げ場所と自分の位置関係から煙はどこに流れていくかをある程度予測しておくことが大事です。花火は強い風には流されてしまいます。ある程度の風が吹いていても花火大会は決行されますからその状況判断は出来るようにしておきましょう。事前にその日の風向き、強さを気象関連のサイトなどでチェックしておくといいでしょう。

今までとは違う花火の撮り方はこんなに簡単!?それは次のページから!