それでは、広角から望遠といわれる各サイズの代表的なサイズの写り方の違いを見てみましょう。ズームレンズなどは広角から望遠までカバーしているものもあります。分別したときの代表的なレンズサイズをご紹介します。

このサンプル写真は、同じ場所からレンズのサイズを変えて撮影してみました。前のページで解説したように、ここでのレンズの表記は35ミリ換算したものなので、「約何ミリ」という表記になっています。

広角レンズ帯 18~35ミリくらいまで

広角レンズ帯
約26ミリで撮影。庭全体が画面に入り、文字通り広角なサイズです。

文字通り広く撮れる値。広い場所を撮る時や、近い距離にいる人物などの全体を画面に入れたいときに使うといいサイズ帯です。但し、近くに写る被写体や画面の周りはやや湾曲して写ります。風景写真、集合写真などには適しています。

標準レンズ帯 50~80ミリ

標準レンズ帯
約52ミリで撮影。広くなく狭くなく、中間の範囲が入るサイズです。

50ミリという画角は人間の視覚にほぼ近い感覚で見える値。それが標準レンズと言われる由縁です。ポートレートやスナップ写真などには適しています。フィルムカメラ全盛のときには、基本セットと言えば50ミリ標準レンズが付いてきました。

中望遠レンズ帯 80~135ミリくらい

中望遠レンズ帯
約100ミリで撮影。一部分をアップにしたりするのには適した画角。バリエーションの広い使い方ができるレンズサイズ。

少し遠めのものを寄せて撮るのに最適な値。人物のポートレートにも適しています。例えば結婚式での新婦さんの表情や運動会などの個人のショットなど。風景写真、商品写真などと多くの場面で活躍してくれるレンズサイズ。

この値になってくると背景の写る範囲はぐっと狭くなり、ボケを生かすのにもとてもいいです。ボケについて詳しく知りたい方は、「ボケも自由自在!露出はこれでマスター!」もぜひ併せてお読みくださいね。

望遠レンズ帯 135ミリ以上

望遠レンズ帯
約200ミリで撮影。広角であんなに小さく写ってた石塔もこんなにアップになります。遠くのものを引き寄せて写すためのレンズサイズです。

近づけない被写体を大きく寄せて撮りたい時に使う値。スポーツ写真、鳥など動物写真、飛行機や鉄道などの乗り物を撮る時には威力を発揮するレンズサイズです。

写る部分も狭くなり、手ブレも起こりやすいので撮る時には、注意が必要です。三脚や一脚などで支えて使うのが無難でしょう。

だいたいのレンズの画角の違いはこれでおわかりいただけたかと思います。撮影する被写体に応じて、持っているズームレンズなどで画角を調整することで効果的な写真が撮れます。感覚を覚えて活用してみてください。

次のページでは、クローズアップ撮影をするレンズについても少しご紹介しましょう。レンズつながりのちょっとオマケの情報です。