せっかく撮ったのにいまひとつなのはなぜ?
何気ない普段のスタイルもシャッターチャンス |
久しぶりに晴れた公園に子供を連れてお散歩中。花壇にはきれいに植えられた花々が咲いている。
「あら~きれいねぇ。○○ちゃん写真撮ってあげるね。」
とバックに忍ばせておいたデジタルコンパクトカメラを取り出し
「じゃお花の前に立ってね」
と子供を花壇の前に立たせカメラを向けて液晶画面を覗き込む。
「は~い、じゃ笑って~ピース!」
子供も一生懸命笑顔を作ってピースサイン、それを一枚撮ってみる。液晶で撮った写真を確かめる。なかなかきれいに撮れている。
家に帰ってパソコンに取り込んでみた。さらにいままで撮ってきた子供の写真を今一度眺めてみる。場所や表情は違えどどれも出かけた先の風景を背景に子供が真ん中に立ちピースしたりおすまししているポーズの写真ばかり。写真自体はきれいに撮れているのだけどどこか退屈というか面白みが感じられない。
なぜこんな写真ばかりたまるのとちょっと自己嫌悪に感じてしまう。
……とこんな具合。
この段階で写真に面白みがないと感じられているのだからいまこの記事を読まれているのだと思います。あなたのその思いはさらに上達したいという表れです。ではどうしたらこのお決まりのパターンから抜け出せるでしょうか。
足らないのは自然さ?
子供の自然な表情を引き出すのはいがいに簡単です |
まず「はい、そこに立ってね」とお子さんたちをある場所にたたせた場合、そこで子供の動きを固定してしまいます。動きがこれでなくなってしまいます。
さらに「はいチーズ」もしくは「はい、笑って」と言うことで、無理に笑った表情を作ったりお子さんによってはぎこちない表情になってしまう場合もあります。このような撮り方でできた写真が続くとなぜ面白みがないと感じるのでしょうか。
それは「自然な動き、表情」という日頃見せる子供らしい表情が欠けているとこれらの写真から感じるからなのかもしれません。この段階で決まりきった立ちポーズのピース写真に不満と思われる方はもっとナチュラルな表情や動きのある写真を求めているのではないかと思います。
次のページでナチュラル笑顔の撮り方を公開!