ルアーフィッシング/ルアーフィッシング関連情報

ボートシーバスのルアーを極める!その2

今回も引き続きボートシーバスでよく使うルアーのメソッドを紹介します。広範囲を探るルアーの使い方を覚えましょう。

執筆者:中山 一弘

広範囲をカバーするルアー

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バイブレーションは広範囲をカバーすることができる。メソッドも簡単なのでぜひ持っていきたいルアーだ
ジアイが過ぎたあとや潮が緩いときなど、シーバスが広く散っているような状況は意外に多い。ミノーやシャッドではなかなか反応が出ずに苦戦してしまうケースが多いが、そういうときに大きな武器となるのが「バイブレーション」だ。

バイブレーションは独特の小刻みな動きとボディーのフラッシングによって活性の高いシーバスにアピールできるルアー。遠投も効く上、カウントダウンによって浅いエリアから深いエリアまでまんべんなく探ることも可能だ。これはショア、オフショア問わずにいえることだが、ある意味広範囲サーチにおいて無敵のルアーなのでボートシーバスでも必ず持って行きたいアイテムになる。

バイブレーションの使い分け

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上が14g、下が28gのバイブレーション。サイズの違いもあるが、バイブレーションは重さによって使い分けたい
バイブレーションにも様々な種類があるが、ボートシーバスでは、どこまで沈めてから引いてくるのかということが重要となる。


バイブレーションが泳ぐ層はカウントダウンで決めるのが基本。例えば、上の図のように3mの層をトレースしたいなら4~6秒カウントダウン、7mなら8~12秒といったイメージになる。また、3m程度の比較的浅い層なら14g、それよりも深ければ28g以上といったようにルアーの重さを変えることも大切。軽いルアーで深い層を探ろうと思えば、それだけカウントダウンの秒数も多くなるので手返しが悪くなってしまうからだ。ルアーの沈下速度は製品によって違うので事前にチェックしておくとよいだろう。また、当日の潮の流れが早ければ、それだけカウントダウンの幅が広がるので注意しておきたい。


自分のイメージした層にルアーが到達したらリーリングを開始することになる。だが、当然のようだが、軽いルアーほど浮き上がりやすく、すぐにトレースしたい層から離れてしまう。その場合はロッドの角度によって、浮き上がり幅を抑えることもできる。やり方は簡単で、リーリング直後はロッドを立て、自分に近づくにつれロッドを倒してゆけばよい。これは浅い層ほど効きやすいので、試してみるとよいだろう。また、製品によって浮き上がりやすいもの、そうでないものもあるので研究してみると面白いはずだ。

>>まだまだ続きます、ボートシーバス編!>>
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