「見えイカ」の釣り方…アオリイカを釣るには?
アオリイカをエギングで攻略しよう
<目次>
見えるエギングはエキサイティング!
見えイカは秋シーズンに多い。小型中心だがアオリイカの習性を知るチャンスになるのでぜひ攻略してみよう! |
見えイカは秋シーズンが楽しい!
そもそも見えイカの最盛期といえば秋シーズン。なんといってもアオリイカが濃いので、足元に群れで居ることだってある。沖にもたくさん回遊していて、そうした海域に潜ってみると大群でいることも多い。春に生れたアオリイカも成長し、冬場に備えて盛んにエサを追う。もちろん、エギにも果敢にアタックしてくるので大釣りのチャンスにもなりやすい。だが、実際に釣りをしてみると、手前まで追ってくるが、なかなか乗らないケースも多い。理由としてはアクションのつけ方が間違っている、エギのサイズが違う、カラーが気に入らない等々、どれが間違っているかはイカに聞かなければわからないというのが本当のところ。手前までついて来ておきながら、エギを観察しているのか周囲を警戒しながらゆっくり移動しているイカもいれば、ジッと固まっているイカもいる。少しアクションを加えただけで逃げてしまうイカもいて、個性豊かな表情がこれまた楽しいのだ。
見えイカ攻略に効くいくつかのテクニックを紹介するが、エギング独特のリズムを目で見ながら体感できるチャンスになるはずなので、ぜひチャレンジしてほしい。
ステイでアオリイカをじらす
足元に見えているイカや、エギについてきたアオリイカがいたら、エギを中層、もしくは表層に留まらせておく「ステイ」というアクションを試してほしい。やり方は堤防などに立ち、イカを散らさないようにそーっとエギを水中に入れて止めるだけ。キャストしてついて来たイカが居たらエギを中層に留めたままロッドを立てておけばよいのだ。
食腕を伸ばしてくるイカが居たら、慌てずにしっかりエギに抱きつくのを確認してロッドを立てれば簡単にキャッチできる。面白いのはすぐに乗らなくても中層や表層にステイさせたままにしておくほっとけメソッドで、場合によっては数分も経ったころいきなり抱きついてくることもある。
フォールでアオリイカを乗せる
見えイカがエギを観察している最中にゆっくりフォールさせるアクションも効果的だ。フォールのスピードによって、猛然とアタックしてくるイカもいれば、逃げるイカもいる。これはその場のイカに聞くしかないので実際に試してもらうしかないが、ガイドの経験上、なるべくゆっくりやったほうがキャッチ率は高い気がしている。
沖から付いてきたイカでもこれは同じ。一定時間中層でステイさせても乗らない場合は、ロッドを下げてエギをフォールさればよいのだ。フォールのスピードはラインテンションでコントロールすることができるのでうまく使い分けよう。
動きの緩急でアピールする
ゆったりした動きに反応がなければ、逆に激しい動きとステイを組み合わせてみるとよい。足元にいるイカなら、ちょっと沖目にエギをなげ、ダートさせながら横を通過させストップ&ステイさせる。この方法だとイカは散ってしまうことが多いが、一旦逃げたかと思ったイカが実は近い場所に身を隠していて、ステイさせた瞬間に猛スピードで攻撃してくることもある。
サイズ、カラーを変える
アオリイカの乗りが悪ければサイズを落としてみよう |
アピール系からナチュラル系といった具合にメリハリをつけたカラーローテーションも効果的だ |
見えイカ攻略は大きな財産になる
見えイカと遊ぶことは、イカが確認できないナイトゲームや回遊が沖になりやすい春先のゲームに役立つことが多い。何しろアオリイカの行動がよく観察できるので、エギが見えない場所にあっても海中の様子がイメージしやすいからだ。また、以前説明したと思うが、アクション後のフォールで乗せるというエギング独特のリズムを体感することもできるうえ、フォールのスピードコントロールやステイの組み合わせなど複合テクニックの練習にもなる。見えイカが多い秋シーズンのデーゲームで今後のエギングテクニックを考察してみるのも面白い経験になるはずだ。ガイドもライターをやっているソルトルアー専門誌「Salty!(ソルティー)」。今月号はエギングテクニックが充実!
※2019年7月 編集部追記:現在このサービスは終了しています
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