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エギングポイント選びのコツ(2ページ目)

今回はアオリイカの集まりやすい場所を探すコツを解説します。楽しくポイント選びをしましょうね!

執筆者:中山 一弘

活性の高いイカが狙える「磯」

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磯やゴロタ場も攻ポイント。この写真のように堤防と複合しているような場所なら釣りもしやすい。
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複雑な地形なのでエギを着底させるのは難しい。慣れるまでは表層からカウントダウンしながら沈める範囲を広く探ろう。
磯はその周囲すべてがポイントになるといってもよい。複雑な地形は多くの小魚を育み、エサを求めてアオリイカも訪れる。磯の場合は根や潮目の周囲や潮目など、変化のある場所がポイントになる。磯やはその複雑な地形から、エギの着底が分かりづらいことが多い。そのような場合は、表層からカウントダウンして行く方法もある。最初は15秒、次は20秒、という具合に少しづつカウントダウンを長くしてゆくと、いずれエギが底に当たる感覚がつかめるはずだ。

また、このような場所では潮流が早くなることも多い。どうしても釣りづらい場合は、シンカー部分に糸オモリを追加してやると沈下スピードをコントロールすることができる。ただし、あまり自重を増やすと根ガカリしやすくなるので注意だ。

究極の技は実績ポイントにあり!

アオリイカのポイントは冒頭で述べたとおり無数にある。代表的な防波堤や磯、ゴロタ場などを中心に、エサとなる小魚の存在や産卵場所などが複合した環境になっているポイントが最有力になる。とはいえ、エギングを始めたばかりのアングラーが、すぐにそうしたポイントを開拓できるかというと、これが中々難しい。ガイドもエギングを楽しむときはポイント選択に苦しむこともしばしばある。久々に訪れたフィールドの場合はなおさら、その年の傾向や地形、潮流の変化が読み取りづらいケースも多いからだ。

そんなときはあまり難しく考えず、とりあえず実績のあるポイントを探すほうが賢明だ。地元の釣具店にお邪魔して近況を聞くのも悪くないし、そのフィールドがメインの釣りチームに事前に状況をチェックしてもらうことも良いだろう。そういったこと以外にも、防波堤や磯をよく観察すると、まるで墨汁をこぼしたような痕跡を見つけることがある。これはアオリイカを釣り上げたあと、スミを吐いた証拠になる。もちろん、スミ跡は新鮮なものほどよい。悩んでしまったら、こうした痕跡を見つけてその場所で粘るのもアリだろう。

アオリイカがよく釣れる実績ポイントは、ここで説明した環境が揃っているケースが非常に多い。潮流、根、障害物、カケアガリ、海草、そして実績ポイント。これらの状況をよく観察し、ポイントを絞り込むのもこの釣りの楽しみのひとつだ。

次回から、実戦向けのエギングテクニックを紹介してゆきます。お楽しみに!

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