ルアーフィッシング/ルアーフィッシング関連情報

アオリイカをエギングで釣る!(2ページ目)

今回からイカの王様「アオリイカ」をルアーで狙います。釣ってよし、食べてよしのターゲットを楽しく釣りましょう!

執筆者:中山 一弘

餌木という疑似餌(ルアー)

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餌木に抱きついたアオリイカの体に傘針を引っ掛ける。これがエギングの釣り方なのだ
同じ肉食性の魚と違い、イカは口を使ってエサを捕食することはない。イカはタコと同じく軟体動物門頭足網に属する生き物で、複数の足を持つのが特長。エサを獲るときにはこの足を使って獲物をしっかり掴んでから食べるのだ。イカ類は捕獲のために発達した長い2本の食腕を持っている。狙いを定め、食腕を使い一瞬で獲物を捕らえるシーンをテレビなどで見た人もいるだろう

餌木はこの習性を活かし、イカに興味を持たせ抱きつかせてから針に掛ける機能が備わっている。餌木の後ろについている「傘針(カサバリ)」と呼ばれるものがそれだ。口でガブリと行かなくても、イカが餌木をしっかり抱いた状態で糸を引っ張ってやれば、ここに体の一部が引っかかることになる。これから解説するエギングは、しっかり餌木を抱かせて引っ掛ける、という動作になることをイメージしておいてほしい。

古来からの漁法から最新釣法「エギング」へ

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アオリイカは神出鬼没。防波堤、磯、様々な場所に居る。みなさんがよく行く海にも、しっかり潜んでいるかも知れない
餌木を使ったイカ釣りは歴史のある漁法だが、元来これは船を漕ぎながら流し釣りをするためのもの。これが一般人が楽しむ釣りに応用されるようになったのは、近年になりリールとロッドが発達したころからだ。

ロッドとリールで餌木を投げて釣る。キャスティングによる餌木ゲームが盛んになってくると、様々なメソッドも生まれていった。そして現在では専用ロッド・リールから専用ライン、それにキャスティング向けの餌木開発も進み、餌木を使ったイカ釣りも「エギング」と呼ばれ親しまれるようになったのだ。

手軽に行ける防波堤でできるエギングはいまや大人気だ。休日の人気釣り場ではエギングを楽しむアングラーを必ず目にすることができるほど。基本さえしっかり学んでおけば誰でも簡単に始められるため、家族で楽しんでいる人も多い。釣って楽しく、食べておいしい。イカ大好き日本人ならたまらないターゲットだろう。必要なタックルやメソッドはこれから解説してゆくので楽しみにしていてほしい。

次回はエギングのタックルを解説します。お楽しみに!

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