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ソルトルアーに必須のラインシステム(2ページ目)

今回はちょっと難易度高め。ソルトルアーに必須のラインシステムを勉強します。練習が必要になりますが、しっかりがんばってください!

執筆者:中山 一弘

オルブライトノットでリーダーを接続する

26番
オルブライトノットは太さの違うライン同士を結束させるのに適したノットだ
続いてダブルラインの先にリーダーを取り付ける方法を紹介しよう。これにもたくさんの方法があるが、ここではもっとも簡単で覚えやすい「オルブライトノット」を解説したいと思う。”ノット”という名前がついているが、これも回転による摩擦で接続される方法になる。

1.リーダーをこのようにして折り返しておく
2.先ほど作ったダブルラインをリーダーの間に通す
3.折り返したリーダーの先端から折り返し地点に向かって両方のラインをダブルラインで巻き込むように5~7回転させる
4.最後にリーダー部分にできた輪にダブルラインの先端を通す
5.ダブルラインの先端、リーダー、メインラインの3つを徐々に締め込む。力が均等に加わるようにするのがコツだ


このまま余ったダブルラインの先端と、折り返したリーダーの端をカットすれば作業は完了。思いっきり引っ張ってすっぽ抜けないか確認できればオーケーだ。メインライン→ビミニツイスト→ダブルライン→オルブライトノット→リーダーというラインシステムはソルトルアーではもっともポピュラーかつ実績の高い方法になる。やり方さえ覚えればあとは練習あるのみ。ガイドからアドバイスするとすれば「キレイに仕上げる」ということを常に考えておけばオーケーだ。キレイなノットは強いことはどの釣りにもあてはまるので、ぜひ覚えておいてほしい。

おまけのノット

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ユニノット、日本では電車結びといわれる結びはライン同士を結ぶのに適している。簡単だが強度が弱いのが難点
さて「ラインシステムの大切さは分かったけど、どうしてもできない」という人もいると思う。ガイドとしてはどんな不器用な人でも、必ずできるようになると思うのだが、ラインシステムが作れない人は意外に多い。ただ単に「面倒だから」ということもあるのだろうが、本人にとっては切実だろう。

そんな人にオススメなのが、誰でも簡単に作れる「ユニノット」だ。日本では「電車結び」として有名な結びだが、強度は摩擦系のシステムには遠く及ばないものの、結構な強さを持っているので、ラインシステムの練習を積んで自信が出るまでの応急処置的な使い方なら十分使うことができる。

ただし、断っておくがメインラインの強度を100%出し切れるノットではないので、これを使う場合は極端に細いラインは使わないこと。港湾なら16lb以上、サーフや河口なら18lb以上でも良いぐらいだ。このノットを使いたいなら、考えているラインよりも一回り以上、太いラインを使うよう心がけてほしい。

1.まずは、リーダーとメインラインをこのように並べてみよう
2.リーダーをメインラインに巻きつけるように内掛け結びをする。こちら側は2回ぐらいで十分だ
3.次にメインラインを同様にリーダーに巻きつけるように内掛け結びをする。こちらは細いので4~5回はやっておこう
4.ここからが最大のコツ。内掛け結びをしたメインラインの輪の外側を2回ほど巻き込むようにしてフィニッシュする。これだけですっぽ抜けが少なくなるのだ
5.リーダー側、メインライン側のノットを十分締めこんだら、結び目が密着するようにお互いを引っ張る。あとは余った端糸をカットすれば完了だ


ラインシステムを使いこなして安心な釣りをしよう!

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ラインシステムには非常に多くの種類がある。結びやすい簡単なものから、ほぼ100%の強度を誇る完璧なシステムまで様々だ
ラインシステムには様々なメリットがあることはこれまで述べてきたとおりだ。しかし、一番のメリットは、ラインシステムが完璧に作れるようになると大物が来ても安心してやり取りすることができるという点にある。この自信がなかったら、夜の干潟や河口、港湾では心もとないだろう。ましてや、トロフィークラスの大物は年に何回も出会うことはできない。千載一遇のチャンスにライントラブルが原因でバラシ、なんていうことがあれば、アングラーとして失格だ。みなさんも自信を持って釣りを楽しめるようにラインシステムを使いこなせるようがんばって練習してほしい。

次回は、キャスティングの練習をします。お楽しみに!

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