美術館のあらゆる場所にアート作品を設置
チェ・ジョンファ「フラワー・ホース」/右手奥はポール・モリソンの壁画 |
ロン・ミュエク「スタンディング・ウーマン」 |
トマス・サラセーノ「オン・クラウズ(エア-ポート-シティ) |
森北伸「フライングマン・アンド・ハンター」 |
高橋匡太「いろとりどりのかけら」 |
まず目にとまるのは、美術館エントランス付近の大きな花柄の馬。韓国人のアーティスト、チェ・ジョンファによる彫刻作品です。
カラフルな色づかいと元気のよさそうな姿は見ていて楽しい気分になります。「官庁街通り」に縁のある馬と、周辺を彩る季節の花をモチーフにしているそうです。
9つの展示室には、彫刻、ビデオ、インスタレーションと様々な作品が展示されています。
ロン・ミュエクの巨大彫刻は、細部までリアルにつくりこまれていて、見るほどに彼女が何を考え、何をしているところなのか考えさせれられるものがあります。
バルーンを用いたトマス・サラセーノの作品は、内部空間に入って宙を漂うような体験をすることができます。
作品が設置されているのは展示室ばかりではありません。エントランスホールや休憩スペース、展示室をつなぐ階段室、中庭や外壁など、美術館のあらゆる場所で作品を目にすることができます。
極めつけは夜のライトアップ。時間と共に色を変えながら美術館の白い壁を彩るライトアートは、高橋匡太による作品です。
美術館では、今後様々な企画展やワークショップなどのプログラムが実施されたり、市民の憩いの場として利用されたりと本格的な運用がはじまります。
また、Arts Towadaとしては引続き官庁街通り沿いの屋外スペースにシンボルアート等の作品を設置したり、沿道にストリートファニチャーを設置したりと整備を進め、2010年の春に完成が予定されています。
いかがでしたでしょうか。十和田湖もふくめて、青森県には様々な観光スポットがあります。また、青森県立美術館や国際芸術センター青森など、全国的にも有名なアート関連施設もありますので、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
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