文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)
7月も終わりに近づき、夏休みが待ち遠しい時期になってきました。ご存知の方も多いかとは思いますが、美術館では学校の夏休みに合わせて、子ども向けのイベントやワークショップが多く実施されています。今回はその中から、ガイドのよりすぐりをご紹介いたします。子ども向けとあなどるなかれ、中には大人の方が夢中になってしまいそうな催し物もあります。いつもとは違ったかたちでアートにふれてみてはいかがでしょうか。
- ICCキッズ・プログラム2007「サウンド×イメージ」展(1p目)
[会期] 2007年7月14日(土)~9月2日(日)
[会場] NTTインターコミュニケーション・センター[ICC](東京・初台) - 「tupera tuperaと海をつくろう!」 ほか
[日程] 2007年8月11日(土)・18日(土)・19日(日)・25日(土)
[会場] 横須賀美術館(横須賀) - 〈誰もいない美術館で〉 vol.14+15 『夏→秋ボクらは不眠症』 ほか
[日程] 8月25日(土)・26日(日)・9月1日(土)・2日(日)
[会場] 世田谷美術館(東京・世田谷) - 光のなぞとき アートパズルであなたの「まなざし」再発見 ほか
[日程] 2007年8月5日(日)・26日(日)
[会場] アサヒビール大山崎山荘美術館(京都)
ICCキッズ・プログラム2007
「サウンド×イメージ―音を見て、映像を聞こう」展
師井聡子「Sound Flakes(サウンド・フレイクス)」2004年 |
アルバロ・カシネリ「khronos_projector(クロノス・プロジェクター)」2005年 |
特におすすめなのは、音と映像がインタラクティブに変化する作品の数々が並ぶ展覧会です。
カラフルな蛇口をひねると音階や音色を持った水滴がプールに落ちて絵に変化し、水をかきまぜることで音を鳴らしたり、演奏することができる作品「Sound Flakes(サウンド・フレイクス)」や、伸縮性のあるスクリーンを手で押すことで、映像の時間や音の流れが変化する作品「khronos_projector(クロノス・プロジェクター)」などが並びます。
特別な虫とり網を使って、街のなかを飛び交う電波を採集するワークショップや、影絵を用いたパフォーマンスも予定されています。
親子やお友達で一緒に体験して楽しみたいプログラムが満載です。
【ICCキッズ・プログラム2007「サウンド×イメージ」展】
■会期 2007年7月14日(土)~9月2日(日)
■開館時間 10:00~18:00
■休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)、8月5日
■会場 NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
■入場料 無料
【電波採集ワークショップ「Remain In Light(リメイン・イン・ライト)」】
西島治樹
■日程 8月4日(土)~9月2日(日)の毎土・日曜日(8月5日を除く)
■時間 11:00~、13:00~、14:30~、16:00~
■会場 ICC 5F(ギャラリーA)
■参加費 無料
■定員 各回4名(親子参加可)
■申し込み 各日10:30から受付にて(随時受付、先着順)
【影絵パフォーマンス「elephant ant man(エレファント・アント・マン)」】
HANA☆JOSS(影絵,ガムラン演奏)+早川貴泰(アニメーション)+松本祐一(ディレクション)
■日時 8月11日(土)13:30~14:00(1回目)、15:00~15:30(2回目)
■会場 ICC 4F 特設会場
■参加費 無料
■定員 各回200名(先着順)
詳しくはICCキッズ・プログラムホームページをご確認ください。
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