「アート・スコープ 2005/2006」
―インターフェース・コンプレックス
カーチャ・シュトルンツ《Invitation to Fear》2006年 鉄その他金属/サイズ可変のインスタレーション 協力:Galerie Giti Nourbakhsch,Berlin 写真提供:Musee Departmental d'Art Contemporain de Rochechouart,France |
名和晃平《Air Cell-A_36mmp》(手前)《Air Cell-B_36mmp》(奥)2006年 ミクストメディア/各68.4(高さ)×90×90cm 撮影:金子治夫 |
2005/2006年度のプログラムにおいて、日本からベルリンへ派遣をされた森弘治と名和晃平、ドイツから東京へ招聘されたカーチャ・シュトルンツとゲオルグ・ヴィンターの4人による展覧会が、東京・品川の原美術館で開催されます。
4者4様の表現を紹介する展覧会のテーマは「インターフェース・コンプレックス」。美術作品をアーティストのイメージやコンセプトと私たち(=鑑賞者)とが接する「インターフェース」だとなぞらえ、そのコンプレックス(複合体)を提示することで、現代美術の多様性と可能性を感じることができる展覧会になるそうです。
カーチャ・シュトルンツは1970年生まれ、ベルリン在住のアーティスト。既製の事物を素材にして作品を制作することが多く、今回は132個の「パラソル」のような小彫刻と1枚の鉄のドアを構成することで、風景のようなインスタレーション作品を発表するそうです。
名和晃平は1975年生まれ、大阪府在住。愛・地球博でも動物の「表皮」にガラス球のようなものがたくさんついた彫刻を発表した注目のアーティストです。様々な素材を使い、美しくも不思議な造形をした作品を発表していますので、今回の作品にも期待ができそうです。
様々な現代美術作品をご覧になりたい方には、おすすめの展覧会です。
【「アート・スコープ 2005/2006」―インターフェース・コンプレックス】
■会期 2006年9月9日(土)~10月22日(日)
■会場 原美術館(東京都品川区北品川4-7-25)
■休館日 月曜日(9月18日・10月9日は開館)、9月19日、10月10日
■開館時間 11:00~17:00(水曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
■料金 一般 1,000円 / 大高生 700円 / 小中生 500円
※学期中の土曜日は小中高生の入館料無料
※20名以上の団体は1人100円引
■問合せ 03-3445-0651(原美術館)
■主催 原美術館/ダイムラー・クライスラー・ファウンデーション・イン・ジャパン
■後援 ドイツ連邦共和国大使館
■協賛 三菱ふそうトラック・バス株式会社/キリンビール株式会社
■企画協力 NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT]
詳しくは原美術館ホームページにて。
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