ポスト・デジグラフィ
山上浩二《Mamegal》2002年/作家蔵 |
岩井俊雄《マシュマロスコープ》展示風景/2002年/作家蔵 |
今日ではすっかり身近になったCG(コンピュータグラフィックス)やデジタル表現・技術。展覧会では、1960年代より国際的な評価を受けていた日本のデジタル表現から、80年代の拡がりを経て現在にいたる動向を「ポスト・デジタル(デジタル以降)」と捉え、歴史資料や書籍も合わせて紹介します。
岩井俊雄《マシュマロスコープ》は作品を通して見ると実際の風景が、様々に変化して見える不思議な装置。この作品には、デジタル技術を用いて日常を楽しく過ごすヒントが隠されているように思います。
他には山上浩二のCG作品《Mamegal》などの展示や、アメリカのCGフェスティバル「SIGGRAPH」に出品された作品の上映などが行われるほか、トークや体験型ワークショップが行われます。
「デジタル」「アナログ」のニ項対立ではない「デジグラフィ」とは何か。テクノロジーとアートの関係を探る注目の展覧会です。
【ポスト・デジグラフィ】
■会期 2006年8月12日(土)~10月15日(日)
■会場 東京都写真美術館地下1階映像展示室(東京都目黒区三田一丁目13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
■休館日 月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日、ただし9月19日は開館)
■開館時間 10:00~18:00(木・金は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
■料金 ( )は20名以上の団体料金
一般 \500(\400)
学生 \400(\320)
中高生・65歳以上 \300(\240)
■問合せ 03-3280-0099(東京都写真美術館)
■主催 東京都/東京都写真美術館
■後援 文化庁
■企画協力 (財)CG-ARTS協会/株式会社NHKエンタープライズ
■協力 ACM SIGGRAPH/アルスエレクトロニカ・センター/川崎市市民ミュージアム/長崎県美術館/株式会社ポリゴンピクチュアズ/ソニーマーケティング株式会社/3Dコンソーシアム/シリコンスタジオ株式会社/株式会社フォトン/凸版印刷株式会社/株式会社キャドセンター/ERATO 合原複雑数理モデルプロジェクト/ロレアル アーツ アンド サイエンス ファンデーション/新薬師寺/ルーヴル美術館/トリオンサイト企業組合/日本ヒューレット・パッカード株式会社
■助成 花王芸術・科学財団
■研究助成 Asian Cultural Council キュレーター交流プログラム/平成18年度埼玉大学重点研究「ヒューマンインタラクションの解明に基づく人間支援の脱領域的研究」
詳しくはポスト・デジグラフィ ホームページにて。
次のページは、ダイムラー・クライスラーのプロデュースによる展覧会!