文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)
2006年9月のおすすめ展覧会・イベント情報をお届けします。- ダリ回顧展(1p目)
会期 2006年9月23日(土)~2007年1月4日(木)
会場 上野の森美術館(東京・上野) - ポスト・デジグラフィ
会期 2006年8月12日(土)~10月15日(日)
会場 東京都写真美術館(東京・恵比寿) - 「アート・スコープ 2005/2006」―インターフェース・コンプレックス
会期 2006年9月9日(土)~10月22日(日)
会場 原美術館(東京・品川) - lumps & bumps―ラング/バウマン的スパイラルの感じ方―
会期 2006年9月8日(金)~9月24日(日)
会場 スパイラルガーデン(東京・青山)
生誕100年記念 ダリ回顧展
《器官と手》1927年 油彩、パネル/62.2×47.6cm/サルバドール・ダリ美術館所蔵 Worldwide (C)Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, SPDA, SPDA, Tokyo 2006 In the USA: (C)Salvador Dalí Museum Florida/ Tokyo 2006 |
ダリはスペインの北東部カタルーニャ地方生まれ。1920-30年代フランスのパリでシュルレアリスム(※)の作家らと共に活動し、その後独自のシュルレアリスム観を確立しました。
※シュルレアリスム運動については、マグリットを中心に紹介したガイド記事「マグリットのシュールな世界」をご参照ください
作品《記憶の固執の崩壊》のように時計が溶けたような形で描かれた絵画は有名ですので、ほとんどの方がご存知かと思います。この「時空の歪み」という考えを形にした作品は、20世紀前半のアーティストに興味を抱かせた非ユークリッド幾何学やアインシュタインらの新しい物理学の理論からイメージを発展させたものであると言われています。
《記憶の固執の崩壊》1952-54年 油彩、キャンバス/25×33cm/サルバドール・ダリ美術館所蔵 Worldwide (C)Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, SPDA, Tokyo 2006 In the USA: (C)Salvador Dalí Museum Florida/ Tokyo 2006 |
ダリ好き、シュルレアリスム好きの方には見逃せない展覧会になりそうです。
【生誕100年記念 ダリ回顧展】
■会期 2006年9月23日(土)~2007年1月4日(木)
■会場 上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
■休館日 なし(会期中無休)
■開館時間 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
■観覧料 ( )は20名以上の団体料金
大人 \1,500(\1,300)
高大生 \1,100(\1,000)
小中生 \500(\400)
■問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
■主催 朝日新聞社/フジテレビジョン/ガラ=サルバドール・ダリ財団/サルバドール・ダリ美術館
■共催 日本美術協会/上野の森美術館
■制作協力 博報堂DYメディアパートナーズ/博報堂
■後援 外務省/スペイン大使館/スペイン文化省/TOKYO FM/ニッポン放送/サンケイリビング新聞社
■協賛 大日本印刷
■協力 ニッセイ同和損害保険/日本航空/ヤマトロジスティクス
■展覧会監修 東京造形大学教授 岡村多佳夫
詳しくはダリ回顧展ホームページにて。
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