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未来の決め手エコロジーを考える その1(2ページ目)

わたしたちが開運して幸せになるためには、わたしたちを取り巻く環境のエネルギーが味方してくれなくてはなりません。みなさんは、エコを真剣に考えてみたことがありますか?

執筆者:永瀬 久嗣


Co2削減に積極的でない理由は?

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Co2の削減は本当に地球温暖化を防ぐことが出来るのでしょうか?
エコロジーと言えば誰でもが思い出すトピックは「地球温暖化」ではないでしょうか?

今回のサミットも地球温暖化に関して各国間で深い話し合いが行われることでしょう。

地球温暖化に関する議論は、世界各国間で過去数年来行われており、京都議定書においては、各国が揃ってCo2排出削減のため努力をする必要性がうたわれました。もちろん、国連も積極的に後押しをしています。

ところが、残念な事に日本やヨーロッパ以外の先進国は、Co2削減にはあまり積極的とは言えず、今後二酸化炭素排出量の爆発的増大必至のインドや中国に至っても大きな関心を示しているとは言えないのが現状です。

インドや中国がCo2削減に消極的なのはわからないでもありませんが、国連において最も指導権を持つ米国が今までそれほど積極的ではないことには、何か理由がありそうです。

ここで少し地球温暖化の仕組みをおさらいしてみましょう。

Co2削減と地球温暖化

わたしたち人間がこうして生きていくことが出来るのは、太陽がわたしたちの生命活動に必要なエネルギーを地球に送り込んでくれるからです。

一方、地球には「大気」という精巧なスクリーンが巻かれており、このスクリーンが、宇宙から降り注ぐ宇宙線、X線、電磁波などを吸収反射し、生命維持に必要な可視光線や赤外線を地上に届ける機能を果たしています。

太陽エネルギーは、大気中に入ると、地球を適温に暖めてくれた後、余分なエネルギーは、赤外線として宇宙へ反射されます。

大気は、地球に太陽エネルギーの必要な部分だけを吸収するのに必要な適度の厚みを備えた高機能な防護膜なのです。

ところが、わたしたちが二酸化炭素を大気中に放出すると、大気の厚みが不必要に増大し、本来宇宙へ反射されるべき赤外線が、大気中に閉じ込められる結果、大気が暖まり、地球温暖化が進んで行きます。この時の大気は「温室効果ガス」と呼ばれています。

因みに、太陽系9(8)大惑星の一つ、西洋占星術においては愛と美を司る金星(ビーナス)は、地球よりも太陽に近いこともありますが、あまりにも分厚い温室効果ガスに取り巻かれているために、表面温度が500度という高温になっています。

以上の理由から、温室効果ガスを防ぐために、二酸化炭素の排出を制限して、大気の肥大化に歯止めをかけるための活動が活発に議論されているわけです。

ところで、温暖化が進むと一体地球には何が起こるのでしょうか?

地球温暖化の果てに待つものは?

温暖化が引き起こす実質的なダメージに関しては、様々な現象がレポートされ、今後起こりうる天変地異に関しても、多くの仮説が発表されています。

最も一般的なものをいくつか掲げてみましょう。

・南極・北極の氷が溶けることにより海岸沿いの大都市が水没
・世界中の海水面が5~6メートル上昇
・海水面が6メートル上昇することにより、海抜の低い土地が次々に水没
・南太平洋キリス諸島ツバルではここ十数年で10センチ海水面が上昇
・国によっては、井戸水に海水が浸食し農業に大打撃
・山岳地帯では雪崩が頻発
・シベリアなどの永久凍土が氷解すれば1年間に人為的に排出される二酸化炭素の十倍の量の二酸化炭素が排出される
・湘南の海岸が水没してサーファーは絶滅(残念)

これ以外にも無数にありますが、きりがないのでこの位にしておきましょう。

いずれにしても、地球温暖化が進めば、想像を絶する天変地異が襲いかかり、開運どころの騒ぎではなくなります。

これだけ重大な地球温暖化問題ですが、世界中の科学者や研究者の中には、地球の温暖化は、必ずしも二酸化炭素の増大によるものではないと異論を唱える人々もいます。

次回は、地球温暖化に関する異説をご紹介するとともに、地球の環境を守るためにわたしたちひとりひとりが何をすればよいのかを考えてゆきたいと思います。

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