モルディブ/モルディブのホテル

モルディブのホテルの傾向・選び方(3ページ目)

1島1リゾートの集合体、モルディブはリゾート(=島)選びが旅を成功に導くカギ。どんなタイプのホテルがあるのか、選ぶ際に気を付けたい点などをまとめました。

古関 千恵子

執筆者:古関 千恵子

ビーチガイド

リゾート選びでは位置や客層も気になるところ

空港からアプローチしやすいバンドス・アイランド・リゾート&スパ

空港からアプローチしやすいバンドス・アイランド・リゾート&スパ

モルディブへのフライトは現地国際空港に夜着となります。夜間、水上飛行機は運行しないので、そのままチェックインできるリゾートは北マーレ環礁や南マーレ環礁といったボートでアクセスできるリゾートか、国内線で移動するリゾートに限定。ほかの環礁のリゾートは、マーレにあるホテルで1泊を要します。

短い日程でマーレのホテル泊となるのは、もったいない。日程によっては北&南マーレ環礁で絞ってリゾートを選ぶのも、アリでしょう。とはいえ、船に弱い場合は国際空港から移動時間の短いリゾートや水上飛行機を利用するリゾートの方がラク。

また、どこの国のゲストがメインになっているか?も気になるところ。大まかに言って、イタリア人ゲストが多いリゾートは、賑やかでわいわいと盛り上がる感じ。ドイツ人ゲストが主流のところは落ち着きのある静かさがあり、ファミリーが多い傾向にあるようです。どの国のゲストが多いかは、ガイドブックでは読み取れないことなので、旅行会社に相談してみるといいでしょう。 

タヒチを追い越せ、追い抜け、水上コテージ事情

バスタブに浸かりながら海が眺められる水上コテージも(C)Huvafenfushi

バスタブに浸かりながら海が眺められる水上コテージも(C)Huvafenfushi

新しいリゾートはほぼすべて、歴史あるリゾートもリノベーションを機に導入するなど、モルディブの水上コテージは充実しています。ラグジュアリー化も加速中。水上コテージにプライベートプールをしつらえたのは、おそらくモルディブが世界初かと……。

そのプライベートプールも豪華さが増し、Wモルディブでは底に光ファイバーをめぐらして星空のようにキラキラ輝く仕組みになっています。ガラステーブルやガラスの床(トイレの床の一部までも)など部屋にいながらにして海の中を覗けたり、バスタブに浸かりながら海が望めるお部屋も! 中には、リーズナブルに滞在できるところもあるので、モルディブは憧れの水上コテージが実現しやすい国といえるでしょう。 

島を自由にデザインできる土地柄か、
まるでリゾート実験場のよう

世界初、水中に造られたスパ。トリートメント中に水中風景が眺められます(C)Huvafenfushi

世界初、水中に造られたスパ。トリートメント中に水中風景が眺められます(C)Huvafenfushi

アンサナ・ヴェラヴァルに登場したイン・オーシャン・ヴィラ(C)Angsana Resort & Spa Maldives Velavaru

アンサナ・ヴェラヴァルに登場したイン・オーシャン・ヴィラ(C)Angsana Resort & Spa Maldives Velavaru

新しいアイデアが耳目を集めると、さらに進化したアイデアが登場するモルディブ。フヴァフェンフシの水中スパやコンラッド・モルディブの水中レストランはその最たるもの。ほかにも島を1組のみで貸し切るラニア・エクスペリエンスや、ウォータースライダー付き1400平方メートルもの広大なお部屋を持つソネバギリ、3張りのテントを1棟とするバンヤンツリー・マディバルなど、思いつく限りのアイデアが実現されています。

2009年、アンサナ・ヴェラヴァルに登場したイン・オーシャン・ヴィラは、島から船で約10分の洋上にぽつんと築かれた、まるで水上ビレッジ。客室のほかにレストランなどの施設も整い、洋上のみで暮らせるのです。モルディブはどこまで進んでいくのでしょう? 
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます