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宮部みゆきのファンタジー『英雄の書』(3ページ目)

人気作家の最新作は物語をめぐるファンタジー。“英雄”に魅入られて、同級生を殺傷してしまった兄。少女は、本の助けを借りて、消えた兄を探す。

石井 千湖

執筆者:石井 千湖

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数多の作家に影響を与えているクトゥルフ神話

図解 クトゥルフ神話 (F‐Files No.002) (F‐Files)
<DATA>タイトル:『図解 クトゥルフ神話』出版社:新紀元社著者:森瀬繚価格:1,365円(税込)
『英雄の書』のあとがきで著者が語っているとおり、“黄衣の王”の由来になった人を破滅に導く戯曲『黄衣の王』は、クトゥルフ神話の禁断の書物のひとつ。

クトゥルフ神話とは、1920年代に活躍したアメリカの怪奇幻想作家ハワード・フィリップス・ラブクラフトと、「ラブクラフト・スクール」と呼ばれる作家達が作品の題材として用いた架空の神話体系だ。

人類誕生以前に地球に君臨していた邪悪な神々にまつわる物語に惹かれた作家は多く、メジャーなところではスティーブン・キングなども影響を受けている。『図解クトゥルフ神話』はその世界観をわかりやすく解説した1冊。『英雄の書』を読んで興味を持った人にオススメだ。

【関連サイト】
大極宮…宮部みゆきが所属する大沢オフィスのサイト。『英雄の書』の立ち読みもできます。

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