ようこそ『デトロイト・メタル・シティ』へ

悪魔系デスメタルバンドのカリスマの正体は……オシャレなポップミュージックが大好きな童貞青年だった！　松山ケンイチ主演の映画も話題のギャグ漫画『デトロイト・メタル・シティ』をご紹介。

『デトロイト・メタル・シティ』とは？

＜DATA＞タイトル：『デトロイト・メタル・シティ 1』出版社：白泉社著者：若杉公徳価格：530円（税込）

主人公の根岸崇一は、オシャレなポップバンドをしたくて大分から東京に出てきた。ところが、大学卒業後に彼が入ったのは、悪魔系デスメタルバンド、デトロイト・メタル・シティ（通称DMC）。崇一はギターボーカルのクラウザーさんことヨハネ・クラウザーII世として、インディーズシーンのカリスマになる。

クラウザーさんは、幼い頃に両親を殺し、全ての女をレイプする魔王という設定。決め台詞は「SATSUGAIせよ!!」だ。一方、崇一はカヒミカリィと紅茶が大好きな親思いの童貞青年。大学時代の同級生で現在はオシャレ雑誌の編集者・相川さんに恋心を抱いている。

目指すオシャレ系の世界では存在を黙殺され、クラウザーさんになると意に反して人気者に。普段は気が弱いのに、追いつめられるとトンデモないことをしでかす。そのギャップが笑いを巻き起こす。

次ページでは、6巻までの名場面をピックアップ