仏教は釈迦以来2,500年に渡る歴史があり、仏教の故郷といえるインドで育ち、アジア各地へと広がってゆきました。
私たちは法事や葬儀といった仏事や、旅行などのおりに京都や奈良の寺院を拝観したりと、何気なく仏教にふれています。

今回はキリスト教・イスラム教と並んで世界三大宗教のひとつの「仏教」をテーマに据えた名作映画4作品をご紹介し、仏教の歴史の断片でも感じとっていただければと思います。

弘法大師を描いたスペクタクル作品
『空海』

空海
“弘法大師御入定1500年御遠忌記念映画”として製作された『空海』
都が奈良から京都へ移り、延暦23年(804年)に真魚(北大路欣也)は遣唐使に随行、32歳で名を空海と改めます。空海は高僧のもとで死にもの狂いで修行し、密教を伝授され、そして帰国するのです。

「弘法大師(こうぼうだいし)」の名でも知られ、中国から真言密教をもたらした、日本真言宗の開祖・空海の伝記映画です。偉大な宗教人・空海の人生をわかりやすく、そして壮大な中国ロケを敢行した3時間の大作です。

[作品情報]
・1984年/日本映画
・上映時間:179min
・監督:佐藤純彌
・出演:北大路欣也、加藤剛、石橋蓮司 、室田日出男

お釈迦様の誕生と高僧のリーインカーネーションをみせる
『リトル・ブッダ』

リトル・ブッダ
名匠ベルトルッチの輪廻転生をみせる『リトル・ブッダ』
チベット仏教の輪廻を主題に、ダライ・ラマの生まれ変わりとされる少年の現代と、お釈迦様の生涯をパラレルに描き出します。

ある日、シアトルに住む一家にチベットの僧が訪れ「あなたの子供(ジェシー)は高僧の生まれ変わりだ」と告げます。僧は子供に書物を置いて去ります。ジェシーは本の中のシッダルータ王子(キアヌ・リーヴス)が出家して修行の末に悟りをひらきブッダとなる物語に夢中になりました。両親は本当にジェシーが高僧の生まれ変わりなのかを調べるためにブータンに向かいます。

音楽は坂本龍一。監督は『ラスト・エンペラー』でアカデミー作品賞・監督賞を受賞した名匠ベルナルド・ベルトルッチです。

[作品情報]
・1993年/イギリス=フランス映画
・上映時間:141min
・監督:ベルナルド・ベルトルッチ
・出演:アレックス・ヴィーゼンダンガー、キアヌ・リーヴス、ブリジット・フォンダ


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