落語/落語関連情報

「伊藤園 鶴瓶のらくだ」製作発表(2ページ目)

古典落語の名作「らくだ」を笑福亭鶴瓶が斬新なスタイルで挑みます。10月より全国8都市で公演予定。製作発表の模様を取材してきましたので記事をご覧ください。

執筆者:清水 篤司

笑いの渦で包まれた・質疑応答

テレビ用の囲み取材でもユーモアたっぷりに、大秘演会以外の話題にも丁寧に記者の質問に答えてました
質問
今現在、鶴瓶師匠の会は凄く人気で都内でもなかなかチケットが取れない状態ですが、なぜ、あえて地方でやるのですか?

笑福亭鶴瓶(以下鶴瓶)
私は現在、NHKで『家族に乾杯』という番組をやっているんですが、その人たちと触れ合っているうちに、ぜひ、彼らに自分の本職である噺家の姿をみせたいと思うと同時に落語の楽しさを生でみせたい気持ちが高まりました。やはり地方だと生の落語に接する機会って少ないんですよね。

それには都内や大阪に観に来てくれというより、こちらから出向いて僕の生の落語を一人でも多くの人たちに聴いてもらう体制をこしらえなければと思いました。その思いもあって今回、全国各地で開催する経緯となりました。

質問
今回、第一回とのことですが、第二回の予定もありますか?

鶴瓶
実は僕が落語やり始めたときは実は周りがけっこう困ってね(笑)。特に弟子や周りのスタッフが慌てましたよ。だって正直、周りは落語を僕が真剣に取り組むなんて思ってなかったからですね。長い間、本格的に落語はやってませんでしたから(笑)。

それでもここ数年、弟子達がもの凄く落語を勉強してね。うちに銀瓶って弟子がいてね韓国語で落語やるんですが、この間なんか、韓国まで行って落語会やってましたからね、やりすぎやっちゅうねん(場内爆笑)

周りのスタッフも真剣に落語について勉強してくれ、本当に私に協力してくれました。それと、落語家の友達がね。自分たちの落語会に飛び入りで出演させてくれたんですよ。自分達の出演時間まで削ってくれてね、普通そんなことしてくれませんよ。そのことが自身の落語の研鑽に大変役立ちましたね、本当に感謝してます。

それで当初に比べて数多くの演目ができるようになって、様々な落語会を継続的にできるようになりました。この会もできれば自身の落語の腕を上げつつ、お客さんに育ててもらいながら2回、3回と続けていけばいいなと思っています。

それと第一回とつけたのはスタッフですので、たぶんスタッフの方が継続的にやろうと色々考えていると思います。

司会
それでは、これで最後の質問となります

鶴瓶
えーっ!? もう終わり?(笑)

司会
ちょっと師匠のお答えが長いので……(場内爆笑)。

鶴瓶
ほんなら、長いと思ったら、止めてーな(笑)。


【関連リンク】
つるべ.net笑福亭鶴瓶の公式サイト


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