『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』を観て
※評論ではありません。
プリクエル(前日譚)なので結論(=既に完成している過去のシリーズ『X-メン』『X-MEN2』『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』)に向けて物語が進むわけで。そうなると、“正誤性が気になるはず”。というわけで、観る前でも観た後でも『X-メン』(2000)の観賞をぜひ。南の場合は(スケジュールの都合だけど……)復習したうえで鑑賞しています。
記憶の移植が可能な点では、根本から覆される展開もあるかもと身構えつつ鑑賞。監督は、第78回アカデミー賞の外国語映画賞受賞作品『ツォツィ』のギャヴィン・フッド。ということから、濃ゆ~いドラマを想定したが、そこは元がアメコミだけにわりとサクッとしていた感があり。とはいえ、老夫婦の末路は怒りがふつふつ。恋人の死?!の真相も……だし。
ヒュー・ジャックマンの肉体改造はかなりイケてます! 何故アダマンチウムが体内に移されたのか。またその前の姿はどうだったのか。※ウルヴァリンの少年時代、まだジェームズ・ハウレットの名だった頃を演じた子役の今後にも期待!
笑ったのは“体重の話は厳禁”というブロブの変身後(元の顔を知っているだけに、そーなるか!と軽くツッコミ)。それとセイバートゥースの妙にモコモコしたほっぺ。彼は原作だと、一時期ウルヴァリンの父親であるという偽の記憶を植えつけられていた人物。ミスティークとの間に生まれた実の息子は政治家で故グレイドン・クリードが居るわけで……。ん?脱線したので軌道修正。
サイクロップス(後のジェームズ・マースデン)の少年時代やローガンの苦い初恋も1時間50分にぎゅぎゅと詰まっています。ちなみに、エンドロール後に、もう1シーンあるので席を立たないでね。その部分は(鑑賞していれば既知だけど)思わず「あれ、何?」でしたよ。はい。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 |