漫画から立体化しやすい「スケッチモデラー」
何もない状態から人物や犬、猫などの立体キャラを作るのは困難でしたが、「スケッチモデラー」によって、比較的簡単に立体をおこすことができるようになりました。立体化したい写真やイラストを用意して、それを元に左右対称または中央線のラインを作成し、立体に変換できます。こうして作成した3Dモデルを基礎として、本格的な3Dキャラを作ることができます。ちょっとはすに構えた顔のイラストを下絵にして、2Dラインを作成していきます。眉毛、目、口、頬のラインは左右対称で、鼻は中央線として認識します。
三次元復元を実行すると、3Dラインに変換されます。パンさせると立体の様子がよくわかります。
Shadeに出力したところです
3D形状を柔軟に変形できる「ケージ」
作成した立体物を、もうちょっと柔軟に変形させたいのだけど、その「ちょっと」が思うようにいかない!というのが3DCGのもどかしさ要因の1つでした。それを「ケージ」による編集機能が容易なものにしてくれました。変形させたい立体物を、ポリゴン形状のオブジェクトに収納します。このポリゴン形状を変形したい立体物に関連づけすることにより、ケージの変形操作にあわせて、中の立体物が柔軟に変形するというものです。
椅子を長方体のケージのポリゴンで囲み、椅子に関連づけして、ケージを変形させることにより、椅子がなめらかに変形しています
ちょこっと変形させたいとき、このケージは本当に便利です。