『キングダム・オブ・ヘブン』来日会見
『キングダム・オブ・ヘブン』来日会見
リドリー・スコット監督、オーランド・ブルーム氏、エヴァ・グリーンさん
[2005/4/13]
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5月14日(土)~公開の『キングダム・オブ・ヘブン』(配給:20世紀フォックス)のPRでリドリー・スコット監督、オーランド・ブルーム氏、エヴァ・グリーンさんが来日し会見を行いました。 5年間に『グラディエーター』『ブラックフォーク・ダウン』『キングダム・オブ・ヘブン』と3度のモロッコロケを行ったリドリー・スコット監督。どこのインタビューでも回教徒についてや、ロケ地の質問がでるそうだ。 「モロッコはすばらしい場所だよ。わたしは王様から勲章を拝領している、だからナイトなんだ。それに撮影の時は回教徒である偉大な俳優が3人出演してくれているし、彼らからアドバイスも受け取り入れた。それに千人の回教徒の人々が協力してくれてもいる。毎朝、車で乗りつけると出迎えてくれたんだ」ということで問題は一切なかったそうです。脅されたこともないし、むしろ「ヨーロッパのタブロイド誌がよっぽど危ない存在だと思うね(笑)」 劇中には「宗教は単なる言葉だ」というセリフがありますが、宗教を利用し悪用されていることも、気に留めながら見たい作品でもある。その中で「汚れなき善人のザ・ホスピタラーは重要な役どころ」と強調した監督。 『ブラックホーク・ダウン』ではヘリから落ちる演技もしたオーランド・ブルーム氏。「彼はわたしが頼めばどんなことでもしてくれる」(監督)というように「手も髪も泥だらけになって、皆さんもこの作品をご覧になったら素晴らしい演技をした彼を誇りに思うでしょう」と恋に落ちる姫役のエヴァ・グリーンさんは褒め称える。またエヴァさんから見たオーランド・ブルーム氏の魅力は「セクシーでホットでチャーミング」 監督からもエヴァからも褒められまくったオーランド・ブルーム氏「彼女は本当に美しかったから、役作りの上で、恋をするのはとても簡単だった(笑)」とエヴァに。監督には「監督は褒められるのが苦手だから、こういうことを言うと照れてしまうと思うけど、役者の才能を引き出すことができる素晴らしい監督だと思っています」 最後に映画の<誓い>にちなんで、お三方に<モットー>を聞いてみた。 「わたしは映画好きな青年で、クロサワ映画と出会い武士の生き方に感銘を受けた。騎士道と武士道は共通しているものがあると思う。『常に正しい行動をする』というセリフは万人に共通する教訓で映画のテーマでもあるんだ」(リドリー・スコット監督) 「僕が演じたバリアンのモットーは、『男としてこの世に生を受けた以上、世の中を良くする』なんだけど、これを現代の人に学んでもらいたいですね。『真実を語り』『弱気を助け』『何事も恐れずに』『敵に立ち向かう勇気』という騎士の誓いも、どれも大事なことだと思う」(オーランド・ブルーム氏) 「『自分に忠実であること』が大切だと思うの。わたしが演じたシビラのように自分のアイデンティティを見つけたいと思っています」(エヴァ・グリーンさん) ⇒『キングダム・オブ・ヘブン』ジャパンプレミア |
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