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満月に身を引き裂かれウルフマンに変身する バレエ界の貴公子W・ケンプ来日(3ページ目)

『ヴァン・ヘルシング』で映画初出演をはたしたバレエ界の貴公子ウィル・ケンプがPRのために初来日しました。その会見のレポです。レニー・ハーリン監督の『Mindhunters(原題)』の公開も控えてます。

執筆者:南 樹里

『ヴァン・ヘルシング』ウィル・ケンプの狼男はCG

『ヴァン・ヘルシング』ウィル・ケンプ[Will Kemp]来日会見全てがCGだから狼男は、全くメイクの必要がなく、他の俳優から羨ましがられていたという。例えばフランケンシュタイン役のシュラー・ヘンズリーは朝の4時に現場入り、そして9時ごろに特殊メイクが完成するといったスケジュールだったという。その他にもCGがとても多いので役作りのために撮影中はCGチームと色々と共同作業をしたそうだ。

ヴェルカン役では、自分のバックグランドや、バレエのトレーニングというのは変身シーンで活用できたというが、「バレエの時は自分で判断して回転とかするけれど、撮影中のワイヤーアクションの回転というのは、ワイヤーを引っ張ってくれる人がいて、その人たちと呼吸を合わせなければならないんだ。本当に信頼しあって協力し合わないといけないんだ」。

それからワイヤーアクションで「実はハーネスが食い込んでものすごく痛かったんだよ。女性には問題ないことだと思うんだけれどね(笑)。でも確かに痛かったけど、ワイヤーに吊られて回転しつつ杭の上に乗るシーンなんて楽しくて何度も何度もやりたくなったよ」と、ちょっぴり下ネタ系発言?!。このあと共演者との話の際にも飛び出すが…。

『ヴァン・ヘルシング』共演者ヒュー・ジャックマンは、がっかりする…ヤツ!?

『ヴァン・ヘルシング』ウィル・ケンプ[Will Kemp]来日会見撮影エピソードを聞かれると、「ちょっと面白いジョークがあったんだけど、卑猥(ヒワイ)すぎてここでは言えないな(笑)」と、いきなり。この話、結局、聞けなかったので気になっています。

 

まずケイト・ベッキンセール:「とにかく楽しい女性で、ちょっとした下ネタ風のユーモアが溢れているんだ。ジョークを言い合ってとても楽しい時間を過ごしたよ」。

 

そしてヒュー・ジャックマンのことは、誰に聞いても素晴らしい人、本当に良い人だって聞かされていたので疑っていた?らしい。撮影が長期に渡るから、どこかできっと怒ったり、地団駄踏んだり、失礼なことをしたりとかってボロを出すのでは?と思って、「 ずっ~と見ていたんだけれど、一度もそんなことはなかった。ちょっと、がっかりするくらいイイ奴だったよ」。トニー賞を受賞したヒュー・ジャックマンは、お仕事以外でも、受賞に値する(&同性から見ても)イイ奴なんですね。「とても優雅で、親切で、人間として、とても素敵な人なんだ!」と何度も語っていたのが印象的でした。

 

映画の中での仕事を見て、この俳優さんは凄いなと感心することが多かったんだけれど、今回一緒に仕事が出来てとても多くのことを学ぶことができたと話してくれた。自分の仕事や生活をものすごく上手にコントロールしているヒュー・ジャックマンが理想像らしい。

 

映画に出ている方々の間では、エゴの問題とか大変な時があると思うけれど、演劇や舞台をやっている人間というのは、お互いに依存しあう部分があるという。だから演劇や舞台を経験している俳優が多く出演する『ヴァン・ヘルシング』では、「家族のような絆ができて、一緒に仕事をして協力し合う体制ができていんだ。これはハリウッド映画ではとても珍しいケースなのではないかな。そういう意味で、とてもラッキーだったし、本当に才能溢れる、親切で優しい、素晴らしいキャストに恵まれたと思っているよ」と、さわやかな笑顔で会見は終わりました。

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