マイケル・クライトン:リチャードのことはずっと前から知っている。確か彼が『スーパーマン』を撮っていて、僕が別の映画の撮影のために待機している頃からだと思う。二人でいつかいっしょに何かを作りたかった。彼ならきっと面白い『タイムライン』を作ってくれると信頼しているし、彼はそれができる人だ。これは僕が起こって欲しいと望んでいたことだし、原作を書いて以来、何年も待ち望んでいた映画だよ。マイケル・クライトンMichael Crichtonイリノイ州シカゴ出身。ハーバード大学で人類学を専攻後、ハーバード・メディカル・スクール卒業。在学中から小説を発表し始め、「緊急の場合は」(68)でアメリカ探偵作家クラブで最優秀長編賞を受賞。その後、映画化にもなった「アンドロメダ病原体」(69)がベスト・セラーとなる。「ジュラシック・パーク」(93)、「ライジング・サン」(93)、「ディスクロージャー」(94)、「ロスト・ワールド」(97)と、彼の作品は次々と映画化された。また、「ウエストワールド」(73)では、念願の監督デビュー。「コーマ」(78)、「大列車強盗」(79)、「未来警察」(85)など、6本の映画を監督。人気テレビシリーズ「ER」の製作者としても知られる。
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