New Wave of New Wave
ガイド:東京NEW WAVE OF NEW WAVE '98 |
Dr.USUI:
当時、ちょうど四方さんにもメール出したりしていたころ、完成したばかりのデモテープをメンバーそれぞれ友人に聞かせたりしていたんです。そうしたらその友人たちの中に、結成したばかりのPOLYSICSと偶然対バンしたばかりの人がいて、彼がPOLYSICSの次のライヴ日程を教えてくれたんです。「君ら絶対繋がった方がいい」みたいな事言って。それで、新宿JAMにライヴを観に行って友達になって。すぐ次のライヴを一緒にやることになって。まだライヴをどうやるかも決めてなかったのに・・・(笑)。
それとは別に、当時ソロ名義で活動していた松江さんのライヴを良く観に行ってたんですが、その初ライヴに松江さんたちSpoozys(当時はスプージーコロネ)観に来てくれてたんです。それで、その次のライヴはSpoozysも一緒で。その2回目のライヴの打ち上げで、この3バンドを中心にしてコンピを作ろうっていう話がTIN STARから出て、、、、。どんどん展開していって、すごく楽しかったですね。
ガイド:
当時は、NEW WAVE OF NEW WAVEとかネオ・ニューウェイヴなどという言い方をする人が現れて、今から考えると、その後のエレクトロクラッシュ、ニューウェイヴリヴァイヴァル、最近ではニューレイヴとかの先駆けですね。
Dr.USUI:
コンピのリリース前は、特にどうとも言われてなかったと思うんですが、Spoozysの松江さんは「ネオ・ニューウェイヴ」って言ってましたね。実は、コンピレーションCDのタイトル『Tokyo New Wave Of New Wave '98』は、結果的に僕が考えたんですよ。レーベルの人が、「POLYSIOSがコンピのタイトルを『東京ニューウェーブ'98』にしたいって言ってるよ」と言うので、それだと過去に出ていたコンピレーションのタイトルそのままだし、「New Wave Of New Waveってした方がいいんじゃない?」って言ったらそれに決まったんです。だから、それがシーンの呼び名として通用するようになったとき、ちょっと不思議な気分でしたね。最近知り合う外国のマニアックなファンの人たちの中にも、当時このCDにすごく衝撃を受けたと言ってくれる人が結構いて、この話をすると喜んでくれます(笑)。