テクノポップ/テクノポップ関連情報

異色のコラボ★ヴォン・スーデンフェッド

Mouse On MarsとThe Fallって、全く繋がらない!焼きそばパンとも言えるコラボがVon Sudenfed。新作『Tromatic Reflexxions』リリース記念にMOMのヤン・ヴェルナーにインタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Von Sudenfedとは?

Mouse On Marsは、ヤン・ヴェルナー(Jan St. Werner)とアンディ・トマ(Andi Toma)からなる日本でも人気のドイツのエレクトロニカ・ユニット。アンディは、元クラフトワークのヴォルフガング・フルーアのプロジェクト、Yamoのプロデュースをしたことでも知られています。

The Fallは、70年代から活動する孤高のポストパンク・バンド。そのThe Fallのヴォーカリストのマーク・E・スミスとMouse On Marsがくっついたらどうなるのかという実験が、ヴォン・スーデンフェッド(Von Sudenfed)。驚くべきことに出来上がったのは、異端のエレクトロ・ディスコ・パンク! アルバム『Tromatic Reflexxions』リリースを記念して、ヤン・ヴェルナーにインタヴューをしました。

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
Tromatic Reflexxions
01. Fledermaus Can't Get Enough
02. The Rhinohead
03. Family Feud
04. Flooded
05. Duckrog
06. The Young the Faceless and the Codes
07. Speech Contamination/German Fear of Osterreich
08. Serious Brainskin
09. Chicken Yiamas
10. That Sound Wiped
11. Jbak Lois Lane
12. Dearest Friends


MySpace - Von Sudenfed(PVが見れます)

コラボのきっかけ

ガイド:
Radical Connector
2004年のMouse On Marsのアルバム『Radical Connector』収録の「Wipe That Sound」で3人が始めてコラボしたのですよね。コラボのきっかけは?

ヤン・ヴェルナー:
僕たちは2004年にロンドンであったMouse On Marsのライヴの後に会いました。ライヴはとても荒削りで、速く、ノイジーでした。マークはショーを楽しんでくれたようで、その後雑談をして、接触するようになったんだ。ちょうどマークに「Wipe That Sound」のリワークを頼むアイデアがあって、彼も同意してくれて、その曲の12インチをリリースしました。そして、僕たちは全く新しい作品をいっしょに作ることに決めました。デュッセルドルフの僕たちのスタジオで会い、マークが見たライヴセットに似た長いセッションをしましたが、今回はマイクロフォーンに彼を加えてね。アンディと僕はそのセッションから部分的にカットして、マークが歌詞を書く基本トラックを作りました。

ガイド:
最初のコラボの結果はどうでした? 何か予想していなかった事は起こりましたか?

ヤン・ヴェルナー:
イエス&ノーです。コラボは本当に速く、簡単に進みました。マークをいっしょにやるのはとても効率的でした。彼の声は特別なサウンドを持っていて、彼のワークスタイルは直球です。初めて、僕たちは声のために音楽を作ることを楽しみました。たぶんマークの声はサウンドそのものだからでしょう。それほど加工する必要はありませんでした。すでにエフェクトで仕上げられたサウンドのようでしたから。
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