キュートネス・カルチャー

新譜『Sugarless GiRL』を2月21日にリリースしたばかりのcapsuleを僕が支持する理由は・・・手ブラ・ジャケ、確かによろしいですが、それだけではありません。

capsuleおよびPerfumeについては今までも書いてきましたが、最近「なんで好きなんだろう?」とふと疑問に。そこで僕が行き着いた結論が、capsuleというのとは日本人的だから故に訴求する。決して、日本人の万人に受けるという訳ではないですが、現代の日本文化というのを考えてみると、特に突出するのがキュートであること。つまり、日本人はかわいいものが好きなのである。それを僕は“キュートネス・カルチャー”と呼んでいます。

お洋服、アニメ、キャラクター、みんな日本のものはとびきりかわいいです。海外でゴシック系女の子は結構いますが、ロリータ系となると日本に集中しているでしょう。知り合いのドイツ人が日本の交番を見て、カルチャーショックを受けました。その理由は、日本の治安を守る警察のキャラクター「ピーポくん」です。こんなキャラを警察が使う国は、日本くらいでしょう。

日本がキュートネスなら、アメリカはマッチョネス。海外ではフランスくらいですかね、キュートネスを感じるのは。キュートネスは女子高生のものだけではありません。女子高生的感性は持っていないと思われる僕のようなオヤジでさえも、無意識にこのキュートネスの影響下にあるんです。

先ずはcapsuleの新譜

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
Sugarless GiRL
さて、8枚目となる『Sugarless GiRL』ですが、デビュー・アルバム『ハイカラ・ガール』が2001年ですから、1年に1枚を越えるペースのリリース。デビュー・アルバムを除いては、お手ごろな値段(2,310円)で10曲程度を1枚に収めるシステムとなっています。曲数を増やすよりも僕はこちらの方が、時代即時性があっていいと思います。

これまで、テクノ歌謡、ピチカート的フレンチ、ミクスチャー・ラウンジ*ハウス、ダフト・パンク的エレクトロと進化してきたcapsuleですが、今回のアルバムの基本は前作の『FRUITS CLiPPER』の路線上にあるエレクトロです。全体的にはダフト・パンクが、『HUMAN AFTER ALL』 で試みたよりロックなエレクトロにシフトしています。「MUZiC」はその典型です。

振り返ると、将来の路線、つまり次のアルバムに対する予兆的な曲が、capsuleには多いです。『ハイカラ・ガール』での「東京喫茶」、『L.D.K Lounge Designers Killer』での「グライダー」、今回のアルバムでヴォーカルのテイストが異色なハウス「Sound Of Silence」あたりが今後の展開としてはとても気になる存在です。

中田ヤスタカは、プロデューサー的お仕事の方も、好調なようです。