大手も参入！音楽配信
このところ、MSNにYahoo!といったネット大手も参入してきた音楽配信サーヴィスですが、一体どうなんでしょう？ ここでは、実際、かなり多いと思われる筆者と同じくiPodユーザーでiPodで聴きたいというケースを想定してみたいと思います。他のプレイヤーをお持ちの方ごめんなさい。最初は音楽配信サーヴィスを実際に幾つか利用して複数の評価項目で比較してみるつもりでした。でも、やめました。何故かと言うと・・・圧縮フォーマットの問題です。MP3（MPEG-1 Audio Layer 3）が初期においては主流だった圧縮フォーマットですが、著作権管理が出来ないことから、ほとんどの配信サーヴィスは現在DRM（デジタル著作権管理システム）と一体となった圧縮フォーマットを使用しています。
主要な圧縮フォーマットは、ATRAC3（Advanced TRansform Acoustic Coding）、WMA（Windows Media Audio）、AAC（Advanced Audio Coding）です。そして、日本の配信サーヴィスはWMA派とATRAC3派に分かれています（2005年3月14日時点）。
WMA陣営：MSNミュージック、ORICON SYTLE、MusicDrop、goo Music Store、Listen Music Store、OCN Music Store、Excite Music Store、OnGen、music.co.jp（一部はMP3）、Arcstar、music axess
ATRAC3陣営：Mora、Yahoo!ミュージック・ダウンロード、Any Music
また、avex、ビクター、徳間などの一部のレコード会社系配信サーヴィスでは、WMAとATRAC3の両方で配信しています。
圧縮フォーマットについては、DTM・デジタルレコーディングの藤本健さんが詳しく解説されています。
◆圧縮音楽フォーマットを比較する（DTM・デジタルレコーディング）
