テクノポップ/90年代以降のテクノポップ

シザー・シスターズ、最高!

2004年にイギリスで一番アルバムを売ったバンドとは? それは、来日公演を2月に果たしたシザー・シスターズ! ゲイカルチャーの落とし子? エレクトロクラッシュ変異体? いや、最高のロックバンドです。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ハサミ姉妹初来日!

イギリスでバカ受けのアメリカン・バンド、シザー・シスターズ(Scissor Sisters)が遂に来日。2月25日に東京(UNIT)、2月26日に大阪(心斎橋クラブクアトロ)でライヴを披露してくれましたが、僕は大阪の彼らの世界ツアーの最終公演に行きました。割と期待していたのですが・・・ずばり期待を越える内容でした。最近のライヴの中でもMYベスト3に間違いなく入ります。海外ではライヴチケット売り切れ続出だそうですが、クアトロという比較的小さなハコで彼らのライヴを身近に見れたのも価値がありました。

2ちゃんねるでセットリストを見つけましたので、載せます。
01. Laura
02. Better Luck Next Time
03. Tits On The Radio
04. The Skins
05. Magnifique
06. Rock My Spot
07. Mary
08. Comfortably Numb
09. Filthy/Gorgeous
10. Return To Oz
(アンコール)
11. Take Your Mama
12. The Bitch Is Back
13. Music Is The Victim


70分あまりのショーは長いとは言えませんし、彼らの持ち歌もまだデビュー・アルバム及びシングルのカップリングぐらいしかないわけですが、十分に聴き応え、そしてパフォーマンスとして楽しめる・・・つまり見応えのあるもでした。特に、アナ・マトロニック姐さん(本当に姐さんというの似合う!)の魅惑ステージトークにはうっとりでした。アンコールでやった「The Bitch Is Back」は、エルトン・ジョンのカヴァーである事を、シザーズ・ファンのmaruさんに教えてもらいました。彼らは日本がかなり気に入ってしまったようですが、ステージの過激度は海外でのライヴと比べると押さえ気味(押さえるように言われたのでしょうか?)だったようなので、再来日ではぜひ全開してほしいものです。ちなみにアナ姐さんは大阪で見かけたロリゴス少女に感動したようです。

A TOUCH OF CLASS

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
さて、僕が最初にシザー・シスターズを知ったのは・・・A TOUCH OF CLASSというアメリカのエレクトロ系レーベルからのレーベル・コンピレーション『A TOUCH OF CLASS SUCKS!』(2003年)です。コンピ自体も、所謂エレクトロクラッシュ系としては最高の部類に入るのですが、特にシザー・シスターズには今までとは違う何かを感じました。でも、こんなに売れるとはその時予想していませんでした。買った時点で日記に書いたコメントを抜粋します。

オリジナル・リミックス・ヴァージョンを主体とした、割とディスコ度が高いエレクトロクラッシュとでも言っておきましょう。1曲目のシザー・シスターズの「Comfortably Numb」は、ダブ・ディスコ(オリジナルも収録)なんですが、ちょっと歌い方がビージーズっぽかったり、Frankie Goes To Hollywoodの「Relax」の引用があったり、変なテイストが美味しい。スーサイド直系のNYディスコパンク派のA.R.E. Weaponsのダブ・リミックス、イタロディスコ炸裂のThe Ones、ちょっとハンマービート気味のA Touch Of Class(バンド名でもある)など、なかなか侮れない内容。アンダーグラウンド度も高い、エレクトロクラッシュ第2章となるか?
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