テクノポップ/テクノポップ関連情報

ポップ裏街道~Part 3 Electraglide~2 many dj's(3ページ目)

バスタードポップのミックスCDを正式リリースしようとすると、どうなるか? そんな無謀なチャレンジャー、Electraglideで来日する2 many dj's。誰が許可し、誰が拒否したのか? こいつら精神的パンクです。

四方 宏明

四方 宏明

テクノポップ ガイド

テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年に設立。2016年に『共産テクノ ソ連編』を出版。さらに、プロダクトリサーチャーとして、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事。Twitter(hiroaki4kata)も随時更新。

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ブートレガーをブート?

『as heard on radio soulwax pt.2』というタイトルからpart 1の次のpart 2だろうと当然思いました。しかし、普通のレコード店で探しても見つかりません。と言うのも、使用許可された楽曲で正式リリースが成り立ったのが、このpart 2のみだからです。前頁で紹介した楽曲使用を拒否したアーティストたちの壁に阻まれてしまったのです。

プロモ盤として、2 many dj'sの『as heard on radio soulwax』は、現時点でWAXEDSOUL RECORDINGというレーベル(ちなみにpart 2はPIAS RECORDINGS)からpart 1とpart 3~part 6までリリースされています。ジャケは、part 2のオリジナルと同じ構図で紙袋の色が微妙に違うだけです(ジャケはpart 1)。amazonでpart 3が売られていたくらいなんで(と言ってもプロモを本来は売っているのはおかしい)、僕もすっかり信じ込んでしまったのですが、公式ページでこれらはレコード会社から配布されるプロモーション用コピーを装ったブートレグであると発表しています。ブートレガーの作品をブートレグする・・・ややこしい事になっています。他のシリーズも正式リリースが出来る日が来ることを望みます。

こちらは、HEAD TRAXX INCからリリースのもう一つのシリーズ『soulwax presents hang all dj's』でvolume 1からvolume 5までのプロモ盤(ジャケはvolume 3)。内容的には、『as heard on radio soulwax』と同じマッシュ・アップ・メガ・ミックス形式。こちらも、人を食ったようなジャケ。おなじみの紙袋男の登場で、全てのシリーズは紙袋の色違いのみ。こちらは情報がないのですが、本当にプロモ盤なのか怪しい度97%。

こうして、DJとして大ブレイク中のディワーラ兄弟ですが、彼らは、元々Soulwaxの中心メンバーです。メンバー多少の変動があったようですが、現在は男4人+女1人組です。
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