

やっぱり彼女を一言で言うなら、『動物園の鰐』に尽きるでしょう。だいたいそれしか聴いてなかったし...。それが入ってる分 『涙』 はお勧め。これがいわゆる大貫妙子の『カイエ』あたりで教授がやってそうな(未だに私がやってる)典型的な“あの”サウンド。製作がゴリゴリのDX7サウンド全盛の1988年頃だから、今思うとちょっと時代遅れだったのか...それともスタイリッシュな彼女の印象とテクノ(エレポップ)を融合させた新しいイメージを模索していたのか...。
以上、ケロッグ博士のコメントでした。
『悲しみはリアルすぎて…』でデビュー、そして『星くず兄弟の伝説』にてマリモ役で好演した戸川京子さんの作品をふりかえります。(9月3日にページ追加)
四方 宏明
テクノポップ ガイド
テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年に設立。2016年に『共産テクノ ソ連編』を出版。さらに、プロダクトリサーチャーとして、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事。Twitter(hiroaki4kata)も随時更新。
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