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ムーンライダーズ周辺~Part 1 きいてアロエリーナ♪(3ページ目)

周防玲子? アイドル特集ではありません。このところ、精力的に活動している”しぶとい”ムーンライダーズ特集・第一弾です。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

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さて、2001年はライダーズのメンバーはとても活発でした。8月には、鈴木慶一と高橋幸宏のTHE BEATNIKSによる『M.R.I.』が、オリジナルとしては3作目となる久々のリリースがされています。

このTHE BEATNIKS、出すごとに作風が違い、1枚目の『EXITENTALISM(出口主義)』(1981年)は、海外でもリリースされたエキスペリメンタル・テクノ(結構、聴きました)、2枚目の『EXITENTIATLIST A GO GO(ビートで行こう)』(1987年)は、名曲の誉れ高い『ちょっとツラインダ』を含んだエレ・アコなアルバム。

新作は前2作と比べてちょっとまとまりに欠ける印象もありますが、1曲目『Water Moon』は1作目風のエキスペリメンタル、2曲目『25,000 RPMs』はMouse On MarsとYMOを足したような曲。

ya-to-iは、ボアダムスの山本精一、ライダーズの岡田徹、マニピュレイターである伊藤俊治によるユニットで、同じく8月に『The Essence Of Pop-self』をリリース。多彩なゲスト・ヴォーカルを迎えて、個人的にはまり易いポップ指向の強いアルバム。4曲の下町兄弟のBanana Iceが歌う『Nothing New Under The Sky』は、岡田徹らしいテクノでキャッチーな曲です。

12月には、久しぶりのオリジナル・アルバム『Dire Morons TRIBUNE』をリリース。リリースに合わせて、ライダーズは「25周年記念ツアー」で計6公演を行なう勢力的な活動をしていました。僕も、大阪BIG CATでのライヴに行きましたが、ライヴでは、この新アルバムからの選曲が多く、侮れない50歳代(鈴木博文と白井良明を除く)ぶりを見せつけてくれました。

残念だったのは、岡田 徹入院のため5人でのライヴであったことです。アルバムは、彼等の年代的そしてジャンル的にも幅広さを改めて実感させるミクスチャー度の高い内容。鈴木慶一インタヴューが2回にわたり、Amazon.co.jpにて掲載されています。

同じく12月にはガガンとリョウメイ名義で『東海道五次』というアコースティック・ライヴ・アルバムをリリース。2001年9月に行なったライヴでの二人のライダーズ作品を中心に『青空のマリー』等のセルフ・カヴァーまたは、カヴァーが堪能できます。ライダーズの12月のツアーでも、ちょっと二人でやってくれました。

続編もあります。
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