CDを買うにはタイトルかジャケ写をクリック!
――デビュー・ミニアルバム『ファイティング・ポップ!』は、プノンペンモデルのメンバーでもある谷口正明さん(プロデューサーでもある)のレーベル「Club Lunatica」からリリースされましたが、その辺の経緯について教えてください。
その昔パアニャが飴屋法水氏主催マシンアートユニット「テクノクラート」参加し独自のアート活動展開中な頃、谷口氏と居酒屋で隣り合わせ、何となく話し掛け彼も飴屋氏のファンとかでなんとなく交流はじまった訳です。そして昨年ファーストCDにて世話になり、元P-MODELのことぶき光さんが完璧マスタリング。以来 ことぶきさんは、パアニャの心の極悪兄貴でもあります(札幌~東京間でメル友だったり)。
ちなみにCDは全く売れず(谷口氏と半々出資にて制作)お互い超大赤字、そんな谷口氏からは、「パニャグルミンは貧乏神だ!レーベル潰す気か?!」と言われちゃいました~トホホ。なので皆さん、無理して工場生産するよりネット配信等活用したり、CD-R手焼き&現場手売りの地道な努力で在庫残さぬよう心がけましょう。CD制作予算でiMac買えちゃうぞー!
【みんな、CD買ってあげましょう! パニャグルミンの公式サイトでも通販します。】
――その『ファイティング・ポップ!』ですが、摩訶不思議な作品ですね。あえて言えば、コスチュームに対するこだわりはモダンチョキチョキズ的ですが、全体としてあまり比喩の対象が見つかりません。ノヴェルティの最北端とでも言いたいパニャグルミンの音楽的ルーツは何なんでしょう?
歌謡曲全般です。三田明、あおい輝彦、ピンクレディ、榊原郁恵、河合奈保子等々流行歌謡です。美空ひばりも好きだし歌謡曲というコトバの響きが心地よいです。ドーナツ盤集めてまして時々歌謡DJなども。洋楽では、ディスヒート、CAN (ドイツ)、ディーボ等が好きで、やはりポップ&キッチュ好み。ロックだパンクだ言ったって結局すべてカラオケにてポップ化(印税稼ぎ)。それは全然悪いとは思いません。大衆的日常歌謡に飲み込まれ若者の歌唱力向上にも繋がる事は、音楽にとっても健全な事だと思います。我々の作品もカラオケにて多くのお客様に歌謡して頂きたいものです。
――ユニフォームはニット、『あみぐるみのうた』というのがありますが、ニットフェチなんですか?
はいフェチです。素肌に装着するニット、あのコソバユイ違和感がタマリマシェン。そんな可愛いコスチュームで油断を誘い、凶暴なあみぐるみと化して観客を襲いたいんです。
――「たけしの誰でもピカソのアートバトル」に何度かチャレンジされていますね。今年9月21日放送のチャレンジでは、僕にはどう考えても「テクノ歌謡の逆襲」と聴こえるパフォーマンスだったのですが、その意図は? 個人的には好きだったのですが、某審査員は辛口なコメントでしたね。
約10回ほど出演してまして敬愛するたけしさんから「変態夫婦」と喜ばれ、局からも「近ごろ新作ありますか?」とオファーみたいなのがあっての出演なのです。展覧会やライブ告知のために出させて頂くということもあります。審査員のクソコメントなど聞いてないし金メダルも取っちゃいけない(芸能人運動会で一等取っちゃいけないお笑い芸人みたいな)役割? 前回も歌詞がキツイとかで曲半分以上カット、マジにコメントする審査員にパニャも絡みましたが全部カット。とほほ。