テクノポップ/80年代のテクノポップ

テクノ歌謡の逆襲~Part II ジューシィ・フルーツ復活!?

1980年6月にリリースされたジューシィ・フルーツのデビュー・シングル『ジェニーはご機嫌ななめ』は、ベストテンにも登場する程の予想外の大ヒットとなりました。20年以上の歳月を経て、SPOOZYSの松江潤のプロデュースによりリメイクされた『ジェニーはご機嫌ななめ』が21年後の6月21日にリリース。突然復活したジューシィ・フルーツにスポットライトを当ててみたいと思います。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ジューシィ・フルーツによるお茶の間の大ヒット曲『ジェニーはご機嫌ななめ』(34.6万枚)は、今まで越智静香(テレビ・ドラマに時々出てられますね)、神咲まゆみ、ロビンといったどちらかと言えばカルト系アイドル、Suzy Susieそして比較的最近ではHi-Posi(『ラジオスターの悲劇』がカップリング)がカヴァーした定番テクノ歌謡です。

シングルB面の『おでかけコンセプト』は、あの小泉今日子が88年のアルバム『ナツメロ』で『恋はベンチシート』と共にカヴァーしています。

ジューシィ・フルーツ20周年記念として、CD MAXI SINGLE『ジェニーはご機嫌ななめ』にには、以下の曲が収録されます。

01. ジェニーはご機嫌ななめ
オリジナルに割りと忠実な21世紀型テクノ歌謡。どこかSPOOZYS風。相変わらずの裏声で歌うイリア。

02. ビート・タイム
最近また流行っているヴォコーダー・ヴォイスが利いたクラフトワーク風アレンジ。

03. 恋はベンチシート
高速ドラムンベースに生まれ変わりました。オリジナルにあった沖山優司のエンディングの「べ・べ・べ・ベンチシート」のパートはカット。

04. ジェニーはご機嫌ななめ(オリジナル・カラオケ)

ジューシィ・フルーツは、イリアこと奥野敦子(ヴォーカル・ギター)、沖山優司(ベース)、柴矢俊彦(ギター)、高木俊夫(ドラムス)からなる近田春夫 & BEEFというバンドが母体として結成された四人組。近田春夫のプロデュースのもとに生まれた、近田ファミリーとも言えるバンドです。

イリアは、GIRLSという元祖ガール・ロック・バンド(「チェ・チェ・チェ・チェリーボーム」のRUNAWAYS辺りを意識?)に在籍。同じGIRLSにいたリタこと野元貴子は、同じく近田ファミリーのピンナップスで活動。ピンナップスのギタリスト、江蔵浩一さんによると「ピンナップスというバンド名は、ジューシィ・フルーツのバンド名候補の一つで、頂いちゃった。」との事らしい。ピンナップスもファースト・アルバムはハルヲフォンの高木英一、セカンドは近田春夫がプロデュース。
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