ここ数年、音楽を始めとする80年代カルチャーが世界中で再評価されています。おかげで最近は日本でも、80'Sの名曲やそのカバー曲を、CMなどを通して頻繁に耳にするようになりました。80年代には、一過性のアーティストや作品もたくさん誕生しましたが、そんな時代にデビューしながら、今もシーンのトップをひた走る希少なアーティストがいます。その代表的な女性が、マドンナシンディ・ローパーです。

トップに君臨し続ける努力の女王

努力の女王、マドンナ。現在開催中の世界ツアーでも、棘(いばら)の冠をかぶり、十字架にはりつけになるという過激な演出で突っ走ってます。

1982年に24才でデビューした マドンナは、今年48才。ですが、ダンスとピラティスで鍛え抜いた美貌と肉体は相変わらずパーフェクト。見た目に限らず、生き馬の目を抜く音楽シーンにおいて、20年以上もトップ・スターの座を守り続けるため、彼女は決して努力を惜しみませんでした。

まず、刺激的な存在であり続けるべく、マドンナはつねに人々をあっと驚かせる話題を提供してきました。次々と変化する髪型やメイクはもちろん、下着をモチーフにした大胆なステージ衣装、挑発的なパフォーマンス、数々の映画出演、モラルの限界に挑んだ写真集『SEX』、革新的なプロモーション・ビデオの制作などなど……。

懐かしくて新しい、フューチャー・ディスコ・サウンド

スターとしての地位や名誉や財産、映画監督の旦那さまと2人の子供と暮す幸せな家庭にも恵まれ、正真正銘のセレブな日々を送っている彼女。けれどそのハングリー精神はデビュー当時と何ら変わることなく、彼女は今なお新しい刺激を模索し続けています。

昨年は、アバの『ギミー・ギミー・ギミー』をサンプリングしたシングル「ハング・アップ」を発表。自らの原点であるダンス・ミュージックを軸にした、懐かしいけど最高に新しい、「フューチャー・ディスコ・サウンド」で世界中の音楽シーンを大いに盛り上げてくれました。
最新アルバム『コンフェッション・オン・ア・ダンスフロア』。ディスコ世代のハートも直撃の、懐かしくて新しいダンス・チューンが満載されてます。


その「ハング・アップ」を含むニューアルバム 『コンフェッション・オン・ア・ダンスフロア』のプロモーションで、昨年末には12年ぶりに来日。極秘で行なわれたショーケース・ライヴでは、7人の若いダンサーを従え、ダイナミックで華麗なパフォーマンスを披露しました。

幸運にも、私はその時のステージを観ることが出来たのですが、20年以上もポップス界のトップを走り続けてきたマドンナ。その努力の賜物ともいえる完璧なパフォーマンスと、年齢を超越した若々しいスタイルを目の当たりにして、少し大袈裟ですが、歳を重ねる勇気をもらった気がしました。


ついに13年ぶりの来日公演決定!

”人間マドンナ”にスポットをあてた、04年の世界ツアーのドキュメンタリーDVDと、ベスト盤的な内容のライヴCDをパッケージした『アイム・ゴーイング・トゥ・テル・ア・シークレット』。来日公演までにチェックしたい2枚組作品。

現在、マドンナはワールド・ツアー中ですが、なんと、9月には13年ぶりとなる来日公演が行なわれます。SS席が50,000円と、チケットはかなり高額ですが、シーンのトップを走り続ける彼女のエネルギーを、直に体験できる絶好の機会になることでしょう。

来日公演に先駆けて、7月26日にはマドンナ初のDVD+CD2枚組作品『アイム・ゴーイング・トゥ・テル・ア・シークレット』がリリースされます。これは、04年に行われた『リ・インヴェンション・ツアー』のドキュメンタリーやプライベート映像の他、マドンナ初のライヴ・アルバムをパッケージしたもの。もし来日公演を見ることができなくても、この2枚を体感すれば、マドンナのパワーを存分に吸収することができるはず!

ところで。マドンナと同様、80年代の音楽シーンにさっそうとあらわれた歌姫がいます。彼女の名前は、シンディ・ローパー。シンディもまた、マドンナと同じく地道な努力で成功をつかんだアーティストとして知られています。

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