私が観たLIVEでここから演奏されたのは「口笛」だけなので、セレン本人にとっては過去のものになりつつあるのかもしれませんが……
村瀬拓也の2作品
■ 『Capital』平泉光司(G.)、伊賀航(B.)、北山ゆう子(Dr.)というメンバーと共に録音された2003年作。装飾無しのシンプルなバンド・サウンドは今回記事にしたLIVEに通ずるものがあります。
写真や絵にも造詣の深いセレンの歌詞は、映像を喚起させるものが多いのですが、1st.に比べると歌詞も解説的な部分が減って、その分聴く側にダイレクトに迫ってきます。
『Capital』 なんと100枚限定!通し番号付 |
- 口笛
- 真綿の街
- 僕は今も
- 秘密のままで
- ワルツ
- 9月のさよなら
■ 『静かな夜を』
伊東ミキオプロデュースによる1st.(2002)は、バンド・サウンドに弾き語り、打ち込みもあり。デビュー盤らしいバラエティと可能性に富んだ内容になっています。
『静かな夜を』 |
- 静かな夜を
- 夜のデカダン
- 街よ さらば
- 夢の名残り
- 月に乗って
- 午前三時
- 九月の空に手を振れば
- 街の眠る間に
- その日,風が吹くころ
- 都会の太陽
クレジットなしの隠しトラックとして11曲目に収録されているのが「夜のデカダン」"午前三時の音のわるいラジオ・ヴァージョン"※。これは、元SHADY DOLLS高木克のブルージーなギターがリードするオリジナルをさらにローファイにMIXしたもの。
こういうサウンドにのる村瀬拓也も悪くない、というか凄く良い!現在の彼の方向性とは、ちょっと違うのだけれど。
※ 午前三時の音のわるいラジオ・ヴァージョン
ヴァージョン名は筆者が勝手に付けたものです
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- 「東京CityPops探訪 ~5/4 MUSIC DAY@秋葉原」
2007年5月のLIVE Review記事。セレンに にゅわんにCOUCHという3組が出て、なおかつセッションまであったという、今思い起こすとスゴイ日でした
- cellen a.k.a. Takuya Murase
- 月見ル君想フ
記事の舞台となった南青山にあるLIVE HOUSE。マンスリースケジュールのデザインをキン・シオタニ(関連記事はコチラ)が担当しているのも見逃せない