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2006年 秋のTVドラマ主題歌を振り返る

クラシックやJAZZもフィーチャーされた、2006年秋のTVドラマ主題歌。今回の特集は印象的だった数曲をご紹介します。

執筆者:常木 晴亮

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  • 2006年秋のTVドラマ主題歌 月曜編・・・P.1
  • 火曜日編・・・P.2
  • 水曜、木曜日編・・・P.3
  • 金曜、土曜日編・・・P.4

もうJ-POPは いらない?!
月曜日『のだめカンタービレ』編

■ フジテレビ系 月曜 21:00~ 『のだめカンタービレ』
『のだめカンタービレ』 オリジナル・サウンドトラック

「のだめオーケストラ」LIVE!
「のだめオーケストラ」LIVE!
2006年11月発売のものですが、収録音源はアニメ版にも使用されるそうなので息の長いアルバムになりそうです。
今、CDショップのクラシック・コーナー行くと必ず、かなりの占有率で展開されているのが"のだめ"コーナー。「それしかない」ちょっと本末転倒気味なお店もあったりして……。

クラシックの価格破壊コンピレーション『ベスト・クラシック100』の大ヒットや、テレビ・ドラマ『喰いタン』(記事はコチラ)、『結婚出来ない男』(記事はコチラ)等でクラシック音楽の敷居が低くなっていたところのドラマ化でした。

『のだめカンタービレ』は元々コミックとしてとても人気があった作品ですが、そんな背景やタイミングの良さがヒットの要因ではないでしょうか。コミックのイメージを壊さない、どころかその魅力を3Dで増幅してみせた俳優陣、特に"のだめ役"上野樹里のはまりっぷりも特筆したい所です。

オープニングのベートーヴェン「交響曲第7番 イ長調 Op.92 第1楽章」からエンディングのガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」まで、使われている音楽は全てクラシック。これだと非POP的でスクエアな印象になりそうなものですが、「こんぺい糖の精の踊り」(チャイコフスキー「くるみ割り人形」より)等のコミカルな楽曲を要所要所に配する工夫が、その聴感をとてもPOPなものにしています。

クラシック音楽の聴かれ方を大きく変えた『のだめカンタービレ』。2007年1月からは『ハチクロ』、『働きマン』を放映したフジテレビ系ノイタミナ※枠でアニメ版がスタートするということで、ブームはまだまだ続きそうです。

※ノイタミナ
名称の由来はAnimationの逆読み。少しサブカル的な作品が多く、オススメです。


【All About内関連リンク/記事】
  • All About クラシック
    『のだめカンタービレ』を見てクラシックに興味を持ったらまずこちら。クラシック・ガイドは東京テアター主宰の榊原徹(さかきばら とおる)氏。
  • All About ドラマ 秋ドラマは主演俳優が勝負をかける(後編)
    ドラマ・ガイド黒田昭彦氏による2006年秋のTVドラマ紹介記事。記事シリーズ「スタッフから見る新ドラマ」はデータも詳しくて本当に為になります。

→次のページ は火曜日『役者魂!』編!
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