競馬/競馬関連情報

競馬概論その1 競馬と付き合う ギャンブルとロマンの融合から(2ページ目)

競馬の楽しみ方って人それぞれですよね。でも何かの事情で泣く泣くやめなきゃいけなくなったりしたらツラいものです。そこで競馬との上手なお付き合いみたいなことを考えてみました。

執筆者:十時 龍一

最近の競馬ファンにはニューウェイブが生まれているらしい。ダビスタ(正式名称;ダービースタリオン)などの擬似育成ゲームで純粋培養された一族である。残念なことに、そういう一族と膝を交えて話をしたことがない。が、某電器店のゲームソフト売り場の前で「・・アウトブリードで・・・ニックスが・・」という会話をしている中学生らしき一団を見たことがある。こういう子供たちが進化して競馬の世界へ足を踏み入れてくるのかと思うと、空恐ろしい光景であった。『ダビスタ派』という新しいジャンルの競馬ファンとして位置づけたい。

競馬との付き合い方を大きく3つのスタンスに分けてみた。他にも我流の宗派があるのかもしれないが、基本的にはこんなところではないだろうか。個人的な遍歴を言わせてもらえば、血走った目の『ギャンブル派』のつもりで競馬場に通いつめていたこともあった。(我が家から小倉競馬場まで2時間弱かかる)しかしPATに当選し、在宅競馬オタクになり、インターネットの様々なコンテンツが楽しめるようになった今、だんだんと軟弱な『ロマン派』へ移行しているような気がする。ギャンブラーとしては失格でも、それはそれでシアワセなことかもしれない。

私のまわりの競馬お友だちを見渡してみても(前述した)いろんなお付き合いの仕方をミックスし、自分なりの楽しみ方で競馬と長く付き合っている。私もこの先ずっと競馬を楽しんでいくつもりだが、だからといってJRA名義の定期預金をコツコツと積み立てていく気はない。たまにはドカンと返金してもらわなければ不公平というものである。もちろんそのための努力・研究は惜しまないつもりだ。そして、そうすることで競馬の神様と仲良くなれたら、もっとシアワセになれるような気がする。

追記・・・信じられないかもしれないが、つい7~8年ほど前までインターネットはごく一部のマニアのものでしかなかった。私が競馬に足を踏み入れた当時などはITのかけらさえなかった。どうやって競馬のことを調べたり覚えたりしていたのか不可解なのだが、今やオンライン上で<競馬の歴史>から<馬券の買い方>まで懇切丁寧に教えてもらえる。なんて素敵な時代なんだろう。
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