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新馬戦からの競馬を楽しもう(2ページ目)

今週の函館開催から新馬戦がスタート。ここから長い長い戦いが始まり、頂点に立つただ1頭のダービー馬が誕生するわけです。正しい競馬ファンとしては、そのすべての戦跡を注目したいもの。

執筆者:十時 龍一

そうは言っても、どーしても勝たなければ気がすまない人もいる。そういう人のためにワンポイントアドバイス。予想をする上での頼りどころは、やはり血統に絞られてくるであろう。近年は種牡馬の交代サイクルが早くなり、新たにデビューした種牡馬は早いうちから結果を求められる傾向がある。よって良血の牝馬と交配させるパターンが多いので注目してみる価値はあるだろう。今年でいえば前回(POG)のクローズアップでも紹介した杜台の期待馬エリシオなどが狙い目かもしれない。

出走経験馬がエントリーしてきた新馬2戦目は状況が変わってくる。着順はさておき、1回走ったアドバンテージはかなり大きく、ほとんど2戦目の馬が勝つ。中には1秒以上時計を詰めたりする馬もいる。注意しなければいけないのは、馬優先主義で知られるF厩舎やO騎手などは、初戦を場慣らしと割り切って2戦目で勝負をかけたりする。(という噂を聞いたことがある)またそれとは逆に開催最終週、あえて経験馬にブツけてきたりする強気の馬もいたりする。これはよほど自信があったり、調子がよかったりする場合が多いのでよ~く見極めよう。

2回のチャンスを活かしきれなかった馬たちは未勝利戦に出て勝ち残らなければならない。が、あのテイエムオペラオーでさえ未勝利戦を走っていたことがあるのだから決して未勝利出身と侮ってはいけない。その馬だけの事情というものもあるのだ。未勝利戦には翌年の3歳暮れまで出られるが、4歳になってしまうと1勝クラスと一緒に走らなければならなくなる。そこまで負け続けても厩舎に残っている馬がいたら(ほとんどいないだろうが)どこか見捨てられない“なにか”があるわけで、もしかするとスゴい可能性を秘めているかもしれない。

ちょっと話がそれてしまったが、若駒たちの戦跡をたどりつつ、これからの勢力図を自分なりに思い描いていく。これこそ競馬ファンの楽しみであり醍醐味ではないだろうか。「新馬戦はよーわからんし、つまらんわ」などと言わずに、有力馬やお気に入り馬の可能性を見とどけよう。名誉ある?21世紀最初の新馬戦勝ち上がりは、フェスティバル(牝2・父アサティス/母ノースケープ)がゲットした。
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