彼は、今なお続くダルフール紛争を世間に知ってもらおうと、昨年、TVジャーナリストである父ニック・クルーニーと共にダルフールに渡り『A Journey to Darfur』を製作。このドキュメンタリーは米アメリカン・ライフTVネットワークで放送され、大いに注目されました。その後、ワシントンで政治家に直接ダルフール紛争解決を訴えたりと、積極的に活動しています。
今回クルーニーの紹介・解説記事を執筆したのは、アフリカのシエラレオネ内戦時に少年兵として無理やり戦地に送り込まれた時の回想録「A Long Way Gone」がベストセラーとなったイシュマル・ビー(Ishmarl Beah)。彼は「戦争が人間にどれだけのダメージを与えるか、痛いほど知っている」としながらも「でも、そこから抜け出せる、立ち直れるチャンスは必ずあるもの」だとして、そのチャンスをクルーニーが与えているのだと評価しています。