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【夏休み特集】『となりのサインフェルド』(3ページ目)

もうすぐ8月!夏休みにぜひ見てもらいたいお勧めDVD、第4回目は『となりのサインフェルド』です!

執筆者:堀川 樹里

seinfeld

『となりのサインフェルド』オススメ5つの理由

【注意!少しネタばれがあります】
■1 アメリカで一番人気のあるコメディドラマ
アメリカ人の4人に1人が見ている『となりのサインフェルド』は、アメリカ人なら知らない人はまずいないでしょう。

それほど、このドラマの笑いがアメリカ人に受け入れられたということ。『となりのサインフェルド』はアメリカンコメディの決定版なのです!

アメリカ人の笑いとは何かが凝縮されたドラマであるため、日本人からしてみると「何が面白いのか」が分からず戸惑ってしまうこともあるでしょうが、ぜひシーズン2、シーズン3と続けて見てください。アメリカの笑いに慣れてきて、だんだんとはまっていくと思います。

■2 細かい演出
ださいイメージのジョージには1サイズ小さい衣装を、マイペースでだらしないイメージのクレイマーは1サイズ大きな衣装を着用し、服装や小道具などもキャラクターの特徴を最大に引き出させるものばかりです。

ドラマシリーズの場合、衣装や小道具で登場人物の良い面を引き出させようとしますが、この番組の場合はキャラクターの変な面、欠点などを最大限に表現しようと計算し尽くしているのです。

■3 時事ネタ
シーズン1など最初の頃は主人公ジェリーがコメディ・クラブでスタンドアップコメディを披露しているシーンから番組がスタートしていました。

このときジェリーが披露していたネタには時事ネタが少なくなく、コメディの笑いにはその時のアメリカが大きく反映されていたのです。

アメリカ人がその時代に起こった事件や出来事をどうとらえていたか、そんなこともこのドラマから見えてきます。

■4 男性と女性
主人公のジェリーと親友のジョージは、毎回毎回、同じことばかり考えています。それは、ずばり「いい女と付き合いたい!」。ジェリーの元彼女も、素敵な男性との出会いを夢見てデートを重ねます。

しかし、最初は上手くいっても、いわゆる「ときめき期」を過ぎ熱が冷めてくると、人間とは現実的になってくるもの。

このドラマでは、そんな男女の微妙な関係が「心の声」つきで見られることが多くあります。

男性の本音が、女性の本音が聞けるのですが、これに限っては全世界共通なのでは?と思ってしまうほどツボにはまってしまいます。

■5 成人してからの親子関係
このドラマは、一般的なアメリカ人は日常で経験するようなことばかりが描かれているため、当然のように主人公たちの両親も出てきます。

30歳を過ぎているというのに、いつまでも子供扱いする心配性の母親に、自分がお金を持っていなくても子供には絶対におごられたくない頑固な父親。過剰なまでに干渉してくる母親などなど、とても現実的な親子関係がドラマでは描かれています。

喜劇そのものである親子関係を見てホッとする人もいるのではないでしょうか。


次はジェリー、ジョージを演じる役者をご紹介!次ページへ>>
アメリカではいまだに再放送されています
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