『モエシャ』はアメリカでは現在も再放送されている大ヒットコメディドラマです |
「勇気を持てた自分を褒めてあげたい」ブランディ・ノーウッドの場合
日本では歌手ブランディとしての知名度の方が圧倒的に高いブランディ・ノーウッドは、大ヒットTVシリーズ『モエシャ』(1996/2001)の主演女優として、アメリカ人には愛されてきました。女優としても歌手としても大成功を収め、のりにのっていた彼女は、22歳の若さで妊娠し、出産する決心をします。そして、なんとその様子を音楽番組MTVでドキュメンタリーとして放送することに同意したのです。大きいお腹をさすったり、体型の変化に驚いたりする、飾らない、ごく普通の若い女性であるブランディが放送され、見る人は共感を持ったり親近感を持ったりと、番組は大きな反響を呼びました。出産時は、さすがに分娩室の外からしか撮影されませんでしたが、赤ん坊の産声はしっかりとキャッチされ全米に放送されたのです。
これまで、人気が絶好調にある芸能人にとって、妊娠・出産は、大きなマイナスになるとされていたにもかかわらず、この『Special Delivery』というドキュメンタリーを制作したことに関してブランディ本人は、自分にとってスペシャルな時間をファンと共有できて嬉しく思う、大変満足しているとコメント。
しかし、23歳にして母親になったブランディは、翌年赤ん坊の父親である男性と離婚してしまいます。「恋していないことに気がついたので別れた」というブランデイの結婚生活は電撃的に始まり、たったの2年で電撃的に幕を閉じたのでした。
その後、元夫が「実際は結婚などしておらず、妊娠していたブランディのイメージを守るために偽ったものだった」とラジオ番組のインタビューで暴露。これに対してブランディは「私達は、精神的に深く結ばれていたはずで、今でも娘という共通の絆があるのに、彼は私達を利用し売名行為を行っている」と憎悪を露わにし、一時期アメリカ芸能界のゴシップの的となってしまいました。
後にブランディは、離婚を振り返り「自分らしい生き方をしたいと思った。そして、自分らしく生きることを決心し、実行に移す勇気を持てた自分を褒めてあげたい」とコメントしています。
現在、彼女はNBAバスケット選手のクウェンティン・リチャードソンと婚約中です。シングルマザーとして、愛娘と嬉しそうに外出する姿も頻繁にパパラッチされており、ブランディのこぼれるような笑顔が現在の幸せぶりを表しているように感じられます。
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