『イエスマン』は原作者の実体験を映画化した作品
『イエスマン “YES”は人生のパスワード』は、原作者ダニー・ウォレス氏の実体験が元になっている |
ジム・キャリーが実際に出演している作品としては、05年の『ディック&ジェーン 復讐は最高! 』以来の大ヒット作となり、最近おとなしかったジムのコメディ・センスをたっぷり味わうことのできる作品となりました。
共演に『ハプニング』のゾーイ・デシャネル、『ワルキューレ』にも出演中のテレンス・スタンプ、そして今後の活躍が期待されるブラッドリー・クーパーが出演。監督は、『チアーズ』等で評価の高いペイトン・リード。
ほぼ引きこもりの単調な生活を送っていた主人公カール・アレンが、イエスを選ぶことでジェット・コースター並みに劇的に変わっていく人生と騒動をユーモアと共に描いています。
カール・アレンが”ノーマン”(誘いは断り、何にでもノーと答える)から、”イエスマン”(何にでもイエスと答える)男に変わったきっかけは、友達に誘われ、ある自己啓発セミナーに参加したこと。嫌々ながらも、イエスと答えるようになったカールには、どのような人生が拓けるのでしょうか?
何にでもイエスと答えるなんて信じられないような気がしますが、このストーリーにはベストセラーになった原作があり、原作者の実体験が元になっているというから驚きです。
原作者のダニー・ウォレス氏の人生を変えたきっかけは、「もっとイエスと言わなくちゃ」と誰かが言うのを、ロンドンのバスの中で聞いたこと。
それが最高のアドバイスだと思ったというウォレス氏の人生は大きく様変わりしたようです。現在、ウォレス氏は、ロンドン在住のTVの司会者として、作家として活躍中ですが、さらに詳しく、ダニー・ウォレス氏にお話を聞くことができました。
次ページでは、イエスを言うことで起きた奇妙な出来事や素晴らしい出来事についてです。