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007カジノ・ロワイヤル 男を磨く6のルール(2ページ目)

12月1日から公開の『007カジノ・ロワイヤル』は、新ボンドとして金髪、青い目の演技派、ダニエル・クレイグを起用。ジェームズ・ボンドが007になるまでの道筋が描かれています。男を磨くポイントをチェック!

執筆者:オライカート 昌子

その2 ボンドは孤独

007カジノ・ロワイヤルの画像
12月1日公開の『007カジノ・ロワイヤル』のボンドは孤独に耐え、逆境をユーモアで切り抜ける
今回の映画では、お馴染みのQやマネーペニーも登場しません。支えてくれる人は皆無な状態から映画は始まります。ジェームズ・ボンドと言えば、いつも美女に取り巻かれているイメージがありますが、本来は孤独な戦士なのです。頼れるのは自分だけ、自分ができる範囲のことをやり遂げてこそ、周囲に認めてももらうこともできるし、支援も受けられるのではないでしょうか?

大人の余裕を見せるいつものボンドは、孤独の道を歩き、ひとりでも大丈夫であることを知り、自分に頼ることを知っているからこそ、その結果、強さと余裕を勝ち取ったのかもしれませんね。

わたしたちは孤独だと淋しく思ったり、悩んだりしがちですが、孤独であることは、強さと自信を身に着ける第一歩、そして必要条件なのです。

その3 ボンドはどんなときでもユーモアを忘れない

いつも、余裕を持ちクールでいられる秘訣は、ユーモアです。今回のボンドはシリアスですが、ユーモアのセンスは健在。

どんなときでもユーモアを忘れないところが、彼の魅力です。どんなときでも、というのがポイント。わたしたちは、危機に陥っていたりすると、心理的に状況に巻き込まれたり、不安に陥ったりしますが、ボンドはそこをユーモアで切り抜けます。ユーモアを命綱にしてしがみつくように。

ユーモアの余裕を持つためには、自分を客観視すること、そして現在に意識を持つことが必要です。めまいのように恐怖や不安が襲ってくるような状況でも、意識を「いま」におくことで、事態に対処できるのではないでしょうか?

ボンドほどの危機に陥ることは、ほとんどないと思いますが、泣いたり叫びだしたりしたいくらいの状況でこそ、ユーモアは大きな助けになります。それを知っておくのは、無駄ではないはず。ユーモアを身に着けると同時に機転を利かせることもできるようになります。

その4 ボンドは女を愛する

異性を深く愛する経験を、一度は持ったほうがいいと思いませんか? 普段はタフでクールなボンドも、女性を愛する経験で、自分を一回りも二回りも大きくしたのだと思います。

人を本気で愛することは、何よりもリスキーなことかもしれません。相手は自分とは違う人間ですから、100パーセント理解し合えることはできません。それでも、相手を理解しよう、愛し続けようと決心する気持ちが芽生えれば、おのずと人間性に深みを与えます。

運がよければ、相手と深く理解しあえる稀有な経験を味わうことができるし、運が悪くてうまくいかなくても、その経験をした後の自分は、明らかに前とは違うはず。もっと世界と自分についての理解が増すのは確実です。新しい自分に出会えるのは、そういう時です。

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