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『春のワルツ』作曲家イ・ジスインタビュー(3ページ目)

ドラマ『春のワルツ』や『冬のソナタ』など数々の名作に音楽を提供しているイ・ジス。ユン・ソクホ監督からも絶大な信頼を得ているイ・ジスに単独インタビュー、その才能の秘密に迫りました。

執筆者:桑畑 優香

ユン・ソクホ監督と共通の世界観

ガイド:
曲は何日ぐらいかけて作るのですか。

イ・ジス:
早いときは1日もかからないし、長いときは数日かかることもあります。『春のワルツ』はあまり時間がかからなかったですね。深く入り込んでいたので、イメージがすぐに浮かびました。『冬のソナタ』とは、また違う世界を作ろうとしました。創造的な仕事をしたかったのです。『春のワルツ』の特徴を分析し、それに合わせて作りました。

ガイド:
イ・ジスさんが抱いた『春のワルツ』のイメージやコンセプトを教えてください。

イ・ジス:
色にすると、黄色か緑。『冬のソナタ』は切なく、色にすると白いイメージなのですが、『春のワルツ』は活気もありながら、悲しいイメージ。

ガイド:
監督も『春のワルツ』の会見で黄色をイメージしたと話していました。

イ・ジス:
本当ですか。監督と色の話はしたことがなかったのですが……。監督が持つイメージについては、あえて聞かないようにしているのです。先入観をもってしまいますからね。自分で資料を見て判断します。感じたことを私は音楽で表現し、監督は映像で表現するのです。

次ページでは、親友のソ・ドヨンについて語ります。
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