国境を越える実力派
「来年も、もっと楽しく、もっと意味のあるステージを」と再会を約束した |
エリック・クラプトンの「Wonderful Tonight」をベンチに座りながら歌う姿は、まるで映画の中のワンシーンのよう!
そして、白いスーツに着替え、小さなテーブルの前に座ったチャン・ドンゴンの前には、ケーキが運ばれてきました。34歳の誕生日を祝い、ファンが韓国語で歌う「ハッピーバースデー」が響き、武道館は一転してバースデー・パーティーの場に。ファンクラブからのプレゼントは、ルイ・ヴィトンの財布、そしてワインなど。誕生日を記念して、ユニセフに700万ウォンの寄付をした証明書もステージで披露されました。「誕生日を祝ってくれたお返しに」とチャン・ドンゴンが選んだ曲は、「Kiss Me」。軽快なメロディーとともに、スクリーンには名画の中のキスシーンの数々が流れました。
この日、チャン・ドンゴンが披露したのは、「Change the world」「Creep」など英語の歌を中心に全部で8曲。アンコールの「Let`s twist again」では、アリーナが総立ちとなり、ツイストで盛り上がりました。
バラードからミディアムテンポ、そしてツイストまで多様な歌をこなしたチャン・ドンゴン。約1時間あまりのイベントはあっという間で、会場が明るくなると、ファンからは名残惜しそうな声も。それにしても、歌唱力は「歌手でもいけるのでは!?」と思わせるもので、武道館で歌うにふさわしい実力でした。演技のみならず、トークも、歌も器用にこなすチャン・ドンゴン。「ハリウッドに最も近い韓国のスター」ともいわれますが、英語や中国語にも挑戦する姿に、まさに国境を越えたスターであることを実感したイベントでした。