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韓国のタランティーノ、リュ・スンワン監督(2ページ目)

独特の映像センスで‘韓国のタランティーノ’と称されるリュ・スンワン監督。新作『相棒』では自らアクションに挑戦した監督に単独インタビュー! 素顔に迫ります。

執筆者:桑畑 優香

スタントを使わずに撮ったアクションシーン

ガイド:
自らアクションをこなす監督は少ないと思いますが、実際に演じてみて難しかった点はありますか?

リュ・スンワン監督:
デビュー作でも自らアクションを演じていたので、大きなプレッシャーはありませんでした。また、他の作品でもいつもアクションを撮っていたため、現場にはいつもスタントマンがいて、一緒にアクションをしてふざけながら「まだ俺もいけるな」と確認していたので(笑)、それほど深く考えずに出演を決めました。

ところが撮影の1月前からトレーニングを始めたところ、デビュー作の時と比べてだいぶ年を取ったことに気づきました(笑)。本格的に撮影に入ると昔の記憶がよみがえり感覚が戻ってきたのですが、最初のアクションシーン撮影でいきなり膝を怪我してしまい、足を引きずって大変なことになりました。

ガイド:
劇中では540度回転蹴りというアクロバット技も披露していますね。

リュ・スンワン監督:
そうです。腹が立ったのは、階段から落ちるシーンです。自分で演じたのに、後になってモニターでチェックしたら、顔が映っていない。まるでスタントを使っているみたいじゃないかと、頭にきました(笑)。

現場を誰かがまとめなければならないシーンは、自分で演じることができず、スタントを使いました。ほとんどスタントを使わなかったので、編集はラクでした。「スタントを本物の役者のようにみせる作業」をする必要がありませんでしたからね。

次ページでは、目指すべく監督スタイルについて語ります。
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