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イ・ビョンホン主演『夏物語』来日会見

イ・ビョンホン主演の最新作『夏物語』が1月27日からいよいよ公開となります。来日したビョンホン、スエそして監督の会見の模様をお届けします!

執筆者:桑畑 優香

久々にビョン様ことイ・ビョンホンが1月18日、映画『夏物語』来日しました。映画のプロモーションでは『甘い人生』以来、実に1年9ヶ月ぶりのこと。ビョンホン自ら推薦したというスエとともに臨んだ会見では、ちょっとドッキリな初恋話も飛び出しました。

ビョンホンは女性から愛される資格がある人

もともとビョンホンの大ファンだったスエは、撮影中恥ずかしくてまともに目を見ることもできなかったという。でも、今では息もピッタリ。
プレス:
イ・ビョンホンさんとスエさんは、共演してどのような印象を持ちましたか?

ビョンホン:
シナリオを初めて読んだとき、スエさんのことが頭に浮かびました。結果的に共演することになったから言っているのではなく、本当にそう思ったのです。一緒に演技をしたことはありませんでしたが、観客の立場で考えたところ彼女が浮かびました。映画をご覧になればわかると思いますが、スエさんとジョンインは似ているところがたくさんあります。適役だったと思いますね。

スエ:
夏物語で共演する以前から、学生の頃からビョンホンさんが出演するドラマを見ていて、熱烈なファンでした。今回は恋人役でご一緒でき光栄です。実際に会ってみるとカッコよくて優しくて、女性に愛されるだけの資格がある方だと思いました。

プレス:
監督はそんな二人と一緒に仕事をしていかがでしたか?

監督:
2人は美しいし、カッコイイし、撮影中は嫉妬を感じながら現場で仕事をしていました(笑)。

プレス:
60年代が舞台ですが、60年代を演じるにあたって難しかったことはありますか?

ビョンホン:
確かに、その時代を生きたことはありません。でも、ある程度おぼろげながら当時を察することができました。幼い頃の記憶はわずかなものですが、60年代の残像のようなものが私の中に残っていたからです。この映画には当時の時代を象徴する出来事が描かれています。イデオロギーの対立によって人々の間に誤解が生じてある人は監獄に送られたり、ある人はスパイ罪を問われて死に至ったりしました。そういう状況を理解できたのは小学校の時代に歪曲された反共教育を受けた世代だからです。

難しかったのは当時の人をどのように理解し、どのように演技をするかということでした。ただ人というのは場所や時代が変わっても基本的な感情は大同小異なのではないかと思っています。もし違いがあるとすれば当時は純情というものが残っていたということです。今はクールであることが美徳であるとしたら、当時は美しい愛というのは純情なものだったと思います。その点を考えながら演じました。


スエ:
私ももともと60年代に好奇心をもっていました。でも当時のことは知らなかったんですね。この作品は恋愛映画なので、時代背景よりも当時の人はどんな恋愛をしていたのかというのを研究していました。愛情というのは今も当時も同じなのではないかと思います。男女が出会って恋愛するというのも変わらないのではと思いました。「今の人よりも純粋かな」とも考えましたが、実は当時も今も変わらないのではないかと思います。男女が出会って恋をするということはどの時代でも同じではないでしょうか。

次ページでは、ふたりの初恋の思い出について語ります。
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