12月12日、東京台場のフジテレビに近づくと、エントランスを囲むように女性たちの長い列が。その方たちが初来日のソン・スンホンをひと目見ようと集まってきたファンであると気づくにはそれほど時間はかかりませんでした。
記者会見場には、300人以上の報道関係者と350人のファンの姿が。懐かしい『秋の童話』の主題歌や軍隊に入る前に残した曲「10年経っても」が流れる中登場したソン・スンホンは、入隊前に比べてややほっそりした印象でした。
小さなことの大切さを知った軍生活
日本で行きたいところは「温泉」というソン・スンホン |
やや緊張気味に、ちょっぴり間違いながらも日本語であいさつするソン・スンホン。会場が笑顔になると、ソン・スンホンもにっこりさわやかなスマイルを見せました。
司会:
初めての来日ですが、日本の印象はいかがですか?
ソン・スンホン:
今日は雨が降っているせいか、ますます清潔な印象を持ちました。韓国でいろいろな方に話を聞いていましたが、街がきれいである、人が親切であるなど聞いています。あと少し物価が高いと聞いています(笑)。
司会:
今回の来日の目的を教えてください。
ソン・スンホン:
私が軍隊に行ってる間、本当に多くの人から愛情を寄せてもらいました。逆に入隊した後のほうが皆さんの関心や愛情が高くなり、お会いできなかったのが申し訳なく思っていました。除隊したらすぐに日本に来たいとファンミーティングでも約束したのですが、こうしてフジテレビで招いていただいて、今年が終わる前に日本に来ることができ、とても感謝しています。
司会:
ドラマ『悲しき恋歌』で姿を見ることができると思っていたのですが、急に入隊することが決まりました。この2年間で自分が変わったと思うことはどんなところですか?
ソン・スンホン:
軍隊にいた2年間というのは、いろいろな変化がありました。個人的に一番大きかったのは、小さなことの大切さを知ったことです。軍隊というのは自由が規制されているため、社会とは違った状況におかれています。社会にいたときは応援してもらうのが当たり前と思っていたけれど、皆さんの愛情を改めて知る、本当に貴重な機会となりました。
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